書名(カナ) | アノコノサツジンケイカク |
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ページ数 | 280ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2020年05月20日 |
ISBN | 978-4-16-391208-0 |
Cコード | 0093 |
椎名きさらは小学五年生。母子家庭で窮乏している上に親から〈水責めの刑〉で厳しく躾けられていた。ある時、保健室の遊馬先生や転校生の翔太らに指摘され、自分が虐待されているのではないかと気づき始める……。
一方、JR川崎駅近くの路上で、大手風俗店のオーナー・遠山が刺し殺された。県警本部捜査一課の真壁は所轄の捜査員・宝生と組んで聞き込みに当たり、かつて遠山の店で働いていた椎名綺羅に疑念を抱く。だが事件当夜、彼女は娘のきさらと一緒に自宅にいたというアリバイがあった。真壁は生活安全課に所属しながら数々の事件を解決に導いた女性捜査員・仲田蛍の力を借りて、椎名母娘の実像に迫る。
前作『希望が死んだ夜に』の「こどもの貧困」に続き、「こどもの虐待」をテーマに〈仲田・真壁コンビ〉の活躍を描く社会派と本格が融合した傑作ミステリー。
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