僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル 橘明美

2,090 (税込)
発売日2021年05月26日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ボクガシンダアノモリ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2021年05月25日
ISBN 978-4-16-391377-3
Cコード 0097
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僕が死んだあの森 ピエール・ルメートル 橘明美

2,090 (税込)
発売日2021年05月26日
ジャンルエンタメ・ミステリ
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書名(カナ) ボクガシンダアノモリ
ページ数 288ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2021年05月25日
ISBN 978-4-16-391377-3
Cコード 0097

『その女アレックス』の鬼才、戦慄の犯罪文学

『その女アレックス』で世界中を驚愕させた鬼才ルメートル、
 まさに極上の心理サスペンス。

 あの日、あの森で少年は死んだ。
 ――僕が殺した。

 母とともに小さな村に暮らす十二歳の少年アントワーヌは、隣家の六歳の男の子を殺した。森の中にアントワーヌが作ったツリーハウスの下で。殺すつもりなんてなかった。いつも一緒に遊んでいた犬が死んでしまったことと、心の中に積み重なってきた孤独と失望とが、一瞬の激情になっただけだった。でも幼い子供は死んでしまった。
 死体を隠して家に戻ったアントワーヌ。だが子供の失踪に村は揺れる。警察もメディアもやってくる。やがてあの森の捜索がはじまるだろう。そしてアントワーヌは気づいた。いつも身につけていた腕時計がなくなっていることに。もしあれが死体とともに見つかってしまったら……。
 じわりじわりとアントワーヌに恐怖が迫る。十二歳の利発な少年による完全犯罪は成るのか? 殺人の朝から、村に嵐がやってくるまでの三日間――その代償がアントワーヌの人生を狂わせる。『その女アレックス』『監禁面接』などのミステリーで世界的人気を誇り、フランス最大の文学賞ゴンクール賞を受賞した鬼才が、罪と罰と恐怖で一人の少年を追いつめる。先読み不可能、鋭すぎる筆致で描く犯罪文学の傑作。

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著者

ピエール・ルメートル

PierreLemaitre
1951年、パリ生まれ。文学の講師などを経て、2006年、カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第1作『悲しみのイレーヌ』でデビュー。
同シリーズ第2作『その女アレックス』で英国推理作家協会賞を受賞、日本でも「本屋大賞翻訳小説部門」「このミステリーがすごい!」などで1位となり、60万部を超えるベストセラーに。第一次、第二次世界大戦を主題とした三部作第1作『天国でまた会おう』でゴンクール賞を受賞。
他の作品に『傷だらけのカミーユ』『死のドレスを花婿に』『監禁面接』『われらが痛みの鏡』など。本書『邪悪なる大蛇』は著者自身が「最後のミステリー作品」と宣言した長編小説である。

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橘 明美

東京都生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英語・フランス語翻訳家。
訳書に、ピエール・ルメートル『その女アレックス』『監禁面接』『僕が死んだあの森』(文春文庫)、ジョエル・ディケール『ハリー・クバート事件』(創元推理文庫)、マルクス・シドニウス・ファルクス『奴隷のしつけ方』(ちくま文庫)など。

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