今年で45回目を迎えた「週刊文春ミステリーベスト10」。
アンケートに回答したのは全国の日本推理作家協会会員及びミステリー作家、文芸評論家、書店員、翻訳家、各大学ミステリー研究会など。
「週刊文春」(12月9日号)では国内部門1位、海外部門1位の著者のインタビューを掲載します。
ランクインした作品の概要、選評は電子書籍『週刊文春ミステリーベスト10 2021』(12月9日発売)にも掲載されます。
まずは、海外部門ベスト10
海外部門は『ヨルガオ殺人事件』(創元推理文庫)が1位でアンソニー・ホロヴィッツ氏の4連覇。もう誰にも止められない?
海外部門のベスト10入りした作品と順位は以下の通りです。
【海外部門】週刊文春ミステリーベスト10
1位 『ヨルガオ殺人事件 上・下』(アンソニー・ホロヴィッツ/創元推理文庫)
2位 『自由研究には向かない殺人』(ホリー・ジャクソン/創元推理文庫)
3位 『見知らぬ人』(エリー・グリフィス/創元推理文庫)
4位 『木曜殺人クラブ』(リチャード・オスマン/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
5位 『父を撃った12の銃弾』(ハンナ・ティンティ/文藝春秋)
6位 『オクトーバー・リスト』(ジェフリー・ディーヴァー/文春文庫)
7位 『第八の探偵』(アレックス・パヴェージ/ハヤカワ・ミステリ文庫)
8位 『TOKYO REDUX 下山迷宮』(デイヴィッド・ピース/文藝春秋)
9位 『台北プライベートアイ』(紀蔚然/文藝春秋)
10位 『スリープウォーカー』(ジョセフ・ノックス/新潮文庫)
10位 『僕が死んだあの森』(ピエール・ルメートル/文藝春秋)
続いて、国内部門ベスト10
大豊作の国内部門で1位をもぎ取ったのは米澤穂信氏による異色の戦国ミステリー『黒牢城』(KADOKAWA)! 直木賞受賞作でもある佐藤究氏『テスカトリポカ』(KADOKAWA)が2位につけた。
国内部門のベスト10入りした作品と順位は以下の通りです。
【国内部門】週刊文春ミステリーベスト10
1位 『黒牢城』(米澤穂信/KADOKAWA)
2位 『テスカトリポカ』(佐藤究/KADOKAWA)
3位 『兇人邸の殺人』(今村昌弘/東京創元社)
4位 『硝子の塔の殺人』(知念実希人/実業之日本社)
5位 『白鳥とコウモリ』(東野圭吾/幻冬舎)
6位 『六人の嘘つきな大学生』(浅倉秋成/KADOKAWA)
7位 『機龍警察 白骨街道』(月村了衛/早川書房)
8位 『蒼海館の殺人』(阿津川辰海/講談社タイガ)
9位 『琥珀の夏』(辻村深月/文藝春秋)
10位 『おれたちの歌をうたえ』(呉勝浩/文藝春秋)
10位 『忌名の如き贄るもの』(三津田信三/講談社)
-
ステイホームのお供に! 2021年上半期の傑作ミステリーはこれだ!【海外編&まとめ】<編集者座談会>
-
ステイホームのお供に! 2021年上半期の傑作ミステリーはこれだ!【国内編】<編集者座談会>
-
作家デビュー20周年、米澤穂信が選ぶ“ベスト・オブ・ベスト”は…? ミステリ愛に満ちあふれた「読書案内」
-
ハッピーエンドともバッドエンドとも取れる最後のシーン…過去と対峙する父娘の物語
2021.04.16書評 -
犯罪エンタメの帝王、会心の一作! ~ジェフリー・ディーヴァー、再入門~
2021.03.16書評 -
<デイヴィッド・ピース9000字ロングインタビュー>何かの手に導かれて、わたしは下山事件を書いた。
2021.09.24インタビュー・対談
-
『赤毛のアン論』松本侑子・著
ただいまこちらの本をプレゼントしております。奮ってご応募ください。
応募期間 2024/11/20~2024/11/28 賞品 『赤毛のアン論』松本侑子・著 5名様 ※プレゼントの応募には、本の話メールマガジンの登録が必要です。