単行本

だいありぃ 和田誠の日記1953~1956 和田誠

3,300 (税込)
発売日2021年10月05日
ジャンル随筆・エッセイ
商品情報
書名(カナ) ダイアリィ ワダマコトノニッキセンキュウヒャクゴジュウサン~センキュウヒャクゴジュウロク
ページ数 392ページ
判型・造本・装丁 A5判 軽装 並製ビニールカバー装
初版奥付日 2021年10月10日
ISBN 978-4-16-391446-6
Cコード 0095
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入
単行本

だいありぃ 和田誠の日記1953~1956 和田誠

3,300 (税込)
発売日2021年10月05日
ジャンル随筆・エッセイ
商品情報
書名(カナ) ダイアリィ ワダマコトノニッキセンキュウヒャクゴジュウサン~センキュウヒャクゴジュウロク
ページ数 392ページ
判型・造本・装丁 A5判 軽装 並製ビニールカバー装
初版奥付日 2021年10月10日
ISBN 978-4-16-391446-6
Cコード 0095

没後発見された日記を手書き文字のまま書籍化

2019年10月に和田誠さんが旅立たれたあと、事務所から発見された1953年〜1956年(都立千歳高等学校2年生から多摩美術大学1年生)の日記(ノート6冊分)を、手書き文字のまま書籍化。
ビニールブックカバー付き。

「試験中にもかかわらず何本も映画を観たり、大好きなアル・ジョルスンのレコードを集めたり、スケッチブックだけ持って修学旅行に行ったり、学園祭で劇の台本を書いたり、ジェイムス・ステュアートに出した手紙の返事がきて大喜びしたり、雑誌にスターの絵を描いて投稿したり……。日記の中には、17歳から19歳の和田さんのキラキラした青春が詰まっていました。(略)この日記には、和田さんの作品や感性の“たね”がたくさん隠されています。その後の人生を変えることになる貴重なエピソードもさらりと綴られています。1950年代へ宝探しに出かけるような気分で、楽しんでいただけたら幸いです」(和田誠さんの妻・平野レミさんの「この本について」より)

「人の日記を読む、しかも書いた本人の知らないところで。背徳感から来るワクワクとゾクゾクと共に、僕はこの本を読み始めました。でも次第にその背徳感はどこかへ消えてしまっていました。なぜならこれはもはや日記ではない。日記を超えてしまっている。紛れもなく和田誠さんの『作品』だったからです」(三谷幸喜さんの「解説:和田少年のこと。」より)

ノートの端に、のちに著書のタイトルになる映画『ジョルスン物語』に出てくるセリフ「お楽しみはこれからだ」がメモしてあるページ、うれしかった出来事や面白かった映画のタイトルが袋文字や太文字で書いてあるページ、ハリウッドスターが来日して行われた試写会の様子や集めていたサボテンをスケッチしたページ、友達からきた年賀状を模写したページ、映画館のチケットや電車の切符を貼ったページ……など、デザイナー・イラストレーターであった和田誠さんならではの、見た目も内容も楽しい日記です。
美大受験や授業の話、課題で描いた当時の絵も収録されているので、美大を目指している方にもおすすめ。
欄外には日記に出てくる語句の脚注を入れました。

〈和田誠さんの日記より〉
「わざわざ勉強だけのために学校になんか来てやしない。学校の最大の楽しみは友だちだ。友だちをぬかして学校は考えられない」(高校3年のクラス分けが発表になり仲の良い友だちと離れてしまった1954年2月19日の日記)

「自分の描いたものをみんなが笑ってみてくれるのは、描いてる時のうれしさと別に、またとてもうれしい」(先生たちの絵を西部劇風に描いて学校に持っていったら評判がよかった1954年12月13日の日記)

「映画が好きな俺は幸福だとさえ思った。事実幸福だ」(試写会でヒッチコックの『裏窓』を観た1955年1月28日の日記)

おすすめ記事

※外部サイトへリンクしている場合もあります

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 佐伯泰英特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト