書名(カナ) | ウミトトウダイガク |
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ページ数 | 152ページ |
判型・造本・装丁 | A5判 上製 上製カバー装 |
初版奥付日 | 2022年10月30日 |
ISBN | 978-4-16-391613-2 |
Cコード | 0095 |
青々とした海原に突き出した岬の突端に築かれた、煉瓦性の白亜の灯台――海洋国家日本のもっとも美しい風景のひとつです。
その灯台がいま、危機にあります。
GPSの発達により、夜間の航海法が大きく変化し、灯台の実用的な重要性はどんどん低くなっているのです。
しかし、灯台は日本と世界の接点にあって、江戸末期以来の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもあります。
その技術、歴史、そして人との関りは、まさに文化遺産であるのです。
四方を海に囲まれた日本ならではの灯台の歴史と文化を、余すところなく網羅したのが本書です。
美しい写真とともに、日本近代のロマンを楽しんでください。
はじめに
Interview 100年以上の時を超え、灯台が今に伝えるものは何か?
東京工業大学 藤岡洋保名誉教授と行く犬吠埼灯台
Part. 1「歴史」
第一章 灯台前史
Interview 「灯台どうだい?」編集長 不動まゆう
「語りつくせぬフレネルレンズの魅力」
第二章 日本の灯台
Interview 東京外国語大学大学院 准教授 伊藤剛史
「技術者とビジネスマンの顔を持つブラントン」
Interview 元国立公文書館 アジア歴史資料センター 大野太幹
「たたき上げの藤倉とエリートの石橋が築いた礎」
Part. 2「人」
第三章 皇室
Interview ノンフィクション作家 工藤美代子
「今に続く皇室と灯台の礎を作った国母」
第四章 灯台守
Interview 元海上保安官 鈴木照秋
「昭和から平成まで、灯台から見守り続けたこと」
Part. 3「技術」
Interview 日本光機工業株式会社 徳田博之
「大正時代から続く、日本製灯台の軌跡を訪ねて」
Part.4「地方」
Message 日本財団 会長 笹川陽平
「灯台は日本の海の歴史を未来につないでいく」
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