Twitterで編集さんがバンバン実況していたのでお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、先日、「オール讀物」の取材で和歌山から三重の灯台めぐりをして参りました。
これは日本の文化的遺産としての灯台の価値を見直すための企画「海と灯台プロジェクト」の一環でして、安部龍太郎さんや門井慶喜さんも参加され、それぞれが全国各地の灯台をめぐり、その紀行文を上梓することになっています。私は和歌山県の潮岬灯台、樫野埼灯台、三重県の安乗埼灯台の3つの灯台を訪問させて頂きました。
詳しくは紀行文で書くつもりですが、それぞれの灯台が地元の方に愛され、たくさんの灯台守りの方に守られて現在に至っていることをしみじみと感じました。現地で親切にして下さった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。おかげさまで大変勉強になると同時に、楽しい思い出をつくることが出来ました。本当にありがとうございます!
11月5日には原宿で「海と灯台サミット」(※参加受付は終了しております)があり、私もちょっとだけ参加させて頂くことになっております。どういうお話が伺えるのか、楽しみです!
もともと、取材旅行は2泊3日の予定でした。1日1基を取材させて頂く余裕のある旅程で、時間が余れば他の場所の観光も……とあわよくばを狙っていたのですが、思いのほか移動距離が長く、他の場所はほとんど回れませんでしたね。
唯一、どうしても私が行きたいと強請ったのが熊野本宮大社旧社地である「大斎原」でして、ここだけは日没直前に滑り込んでお参りすることが叶いました。
言わずもがな、熊野は八咫烏の聖地です。
以前、熊野古道を歩き、熊野三山にお参りに来たことはあったのですが、大斎原だけはうっかり行き損ねてしまい、どうしてもお参りしたいと願い続けていた場所だったのです。
今回ようやく念願が叶いました。巨大な鳥居と水田、大きな河原が荘厳で、他にはない空気に圧倒されてしまいました。ただ、そのすぐ近くに鎮座する熊野本宮大社は、残念ながら伺った時にはすでに閉まってしまった後でした。これは「次はここをメインに来てね」というお茶目なメッセージだと思いまして、我々は駐車場にて手を合わせて戻って参りました。
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