単行本

うるさいこの音の全部 高瀬隼子

1,760 (税込)
発売日2023年10月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ウルサイコノオトノゼンブ
ページ数 264ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年10月10日
ISBN 978-4-16-391761-0
Cコード 0093
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うるさいこの音の全部 高瀬隼子

1,760 (税込)
発売日2023年10月10日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ウルサイコノオトノゼンブ
ページ数 264ページ
判型・造本・装丁 四六判 上製 上製カバー装
初版奥付日 2023年10月10日
ISBN 978-4-16-391761-0
Cコード 0093

小説と現実の境目が溶けはじめる、サスペンスフルな傑作

嘘だけど嘘じゃない、作家デビューの舞台裏!

「おいしいごはんが食べられますように」で芥川賞を受賞した高瀬隼子さんが挑む新たなテーマはなんと「作家デビュー」。

ゲームセンターで働く長井朝陽の日常は、「早見有日」のペンネームで書いた小説が文学賞を受賞し出版されてから軋みはじめる。兼業作家であることが職場にバレて周囲の朝陽への接し方が微妙に変化し、それとともに執筆中の小説と現実の境界があいまいになっていき……職場や友人関係における繊細な心の動きを描く筆致がさえわたるサスペンスフルな表題作に、早見有日が芥川賞を受賞してからの顛末を描く「明日、ここは静か」を併録。

【著者略歴】
高瀬隼子(たかせ・じゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。東京都在住。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞しデビュー。2022年「おいしいごはんが食べられますように」で第167回芥川賞を受賞。著書に『犬のかたちをしているもの』『水たまりで息をする』『おいしいごはんが食べられますように』『いい子のあくび』がある。

目次

うるさいこの音の全部

明日、ここは静か

 

担当編集者より

現代を生きる女性が日々直面する困難を描く筆致の繊細さが多くのファンをもつ高瀬さんが、職場を舞台にした芥川賞受賞作「おいしいごはんが食べられますように」に続いて選んだ題材はなんと「文学賞」。作家として注目されるとともに微妙に変化していく職場の同僚や友人たち、芥川賞受賞によるメディアとの関係など、作家自身の経験が見事に小説に昇華され、独特の浮遊感が味わえます。

著者

高瀬 隼子

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