書名(かな) | てんかのねだん きょうほうのでりばてぃぶ |
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ページ数 | 416ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2025年08月10日 |
ISBN | 978-4-16-392002-3 |
Cコード | 0093 |
世界初の先物取引所で繰り広げられる、享保の知られざる米騒動——大坂商人vs.将軍吉宗。究極の頭脳戦の行方はいかに!?
時は江戸時代、天下の台所——大坂堂島には全国から米が集まり、日々、値が付けられ膨大な取引がされていた。特に盛んだったのが、先々の米価を扱う先物取引(デリバティブ)。商人たちは紙と筆と頭脳を用い、利鞘の多寡で泣いたり笑ったり。
一方の江戸では、将軍吉宗はじめ、幕閣たちは忸怩たる思いを抱いていた。米価の変動はすなわち武士の年貢収入の変動であり、あろうことか、それらを商人たちが汗もかかず、意のままに決めている。そんな不実の商いは許すまじ、と堂島を支配すべく動き出すのだが……。
市場の自治を守らんとする大坂商人たちと、武士の誇り(とお金)を懸けた江戸幕府との究極の頭脳戦!
門井慶喜さん『天下の値段 享保のデリバティブ』 が刊行されました!
石高で給与が支払われていた江戸時代、米価と武士の収入は直結していました。だからこそ是が非でも米価をコントロールしたい幕府。しかし、米価の変動を決定する米市場は大坂商人たちが管理していて……。
〝令和の米騒動〟が巻き起こる今、本書を片手にニュースを見ると「日本人にとって、お米がいかに重要なものか」その真相が見えてきます。
◇ 🎙 ◇
江戸時代、天下の台所と言われた大坂堂島には、世界初の組織的なデリバティブ取引を行っていた米会所がありました。全国の米価を決めていた堂島の先進性はどこにあるのか……話題のエンタメ小説『天下の値段 享保のデリバティブ』の作者・門井慶喜さんと、本書の監修に携わった神戸大学経済経営研究所の高槻泰郎さんが語り合いました。※こちらの対談は文藝春秋+にて動画でもご覧いただけます。
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