おまあ推理帖 諸田玲子

2,035 (税込)
発売日2026年01月09日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) おまあすいりちょう
ページ数 304ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2026年01月12日
ISBN 978-4-16-392055-9
Cコード 0093
書店在庫
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  • 単行本
『おまあ推理帖』(諸田玲子)
  • 単行本

おまあ推理帖 諸田玲子

2,035 (税込)
発売日2026年01月09日
ジャンル歴史・時代小説
商品情報
書名(かな) おまあすいりちょう
ページ数 304ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2026年01月12日
ISBN 978-4-16-392055-9
Cコード 0093

愛らしいおまあさんが江戸の難事件を解決!

愛嬌のかたまりのような江戸のおばあちゃん“おまあ”が解くのは…殺人事件!?

2026年はアガサ・クリスティ没後50年。クリスティが産んだイギリスの田舎町に暮らす老婦人探偵、ミス・マープルを、時代小説家の諸田玲子さんが江戸の浅草に生まれ変わらせました。

丸顔で黒目がちな目、いつもニコニコしてするりと他人の心の奥に入り込むおまあさん。江戸は浅草、浅草寺の西方にある幸龍寺の一角の小家で、庭で野草を育てお茶を皆にふるまう気ままな隠居暮らしをしています。

そんなおまあの家には女たちが集い、様々な悩みや事件が持ち込まれます。

密通を告発する怪文書がそばに置かれた死体(「動く指」)、茶碗屋で亡くなった後妻の袂に入っていた米粒の理由(「袂に米粒を」)、大昔に当主と妻女が亡くなったという凶宅・榎屋敷の怪事件(「眠れる殺人鬼」)、南町奉行所の同心への殺人予告(「予告殺人」)、先代将軍の美貌のお中臈をめぐる謎(「銅鏡はくもって」)、鎌倉の材木商から破格の報酬で頼まれた大山詣りで明らかになった事実(「復讐の女神」)…と、それぞれの章のタイトルもミス・マープルシリーズからインスパイアされています。

愛らしいおまあですが、実は手裏剣の名手。過去には命を受けて“ある仕事”に携わっていたり、南町奉行の根岸肥前守鎮衛と秘密の関係があるという知られざる一面がありました。
〈鳥舞のおまあ〉と呼ばれていた当時の仲間である、〈夜駆のおりゅう〉〈怒髪の勝次〉たちと協力して謎を解く連携プレーや、かっぱ長屋の少年・乙吉との交流にも心温まるミステリです。

目次

・蠢く怪文
・袂に米粒を
・眠れる殺人鬼
・先触れ殺人
・銅鏡はくもって
・復讐の咲耶姫

担当編集者より

アガサ・クリスティーが産んだキャラクターの中でもとりわけ人気のミス・マープル。

何度も映像化されていますが、私が一番好きなのは、2004年に放映されたジェラルディン・マクイーワン主演のバージョンです。
小柄でチャーミング、ちょっぴりいたずら好きそうな瞳はキラキラと輝き、そして笑みを絶やさない、マクイーワン演じるマープル。色遣いや柄がかわいらしいファッションや、こだわりの詰まったインテリアも目が離せませんでした。

江戸に生きるおまあさんも、つい悩みや噂話を打ち明けたくなる不思議なたたずまいは、マープルと共通しています。
ですが、諸田さんが描くおまあさんの魅力はそれだけではありません。おまあさんの意外な過去に驚き、そしておまあさんがくだす決断にほろりとする一作です。謎解きの楽しみと合わせて、おまあおばあちゃんたちの暖かい人間ドラマも堪能してください。

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