書名(カナ) | ジツロクルポカイゴノウラ |
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ページ数 | 232ページ |
判型・造本・装丁 | 新書判 |
初版奥付日 | 2024年05月20日 |
ISBN | 978-4-16-661449-3 |
Cコード | 0295 |
「うちはまだまだ大丈夫」「いざとなれば何とかなる」
現実から目をそらし続けてきた筆者のもとに、突如降りかかってきた母親の介護問題。
なぜ介護の仕組みはこれほど複雑なのか?
なぜこんなにお金がかかるのか?
一体誰が得をして、誰が損をしているのか?
制度について一から調べ、全国の現場を訪ね歩いてみると、深くて暗い業界の「裏側」が見えてきた――
介護を巡る日本の現状は「安心」とはほど遠い。むしろ危機的な状態にある。
2000年の介護保険開始以降、自己負担割合の引き上げが幾度となく行われ、保険料の徴収額は増加している。
その一方、介護現場を支える介護職は減少の一途を辿り、すでに日本の介護制度は崩壊し始めていると言えるのだ。
知らないままでは損をする、誰も教えてくれない「介護のリアル」を徹底ルポ。
【介護の世界は矛盾とナゾだらけ】
●「ケアマネ」選びが全てを左右する
●介護保険でできること、できないこと
●老人ホームは入居金だけで数千万という現実
●「老人は歩くダイヤモンド」。介護ビジネスはなぜ儲かるのか?
●骨折を放置、入浴のタオルを使い回し……高齢者への虐待は過去最多に
●こんな施設は要注意! 施設職員が語る3つのチェックポイント
●「まるで後妻業」。月140万円もの請求をおこなう「身元保証」ビジネスの謎
●「会社が人を入れてくれない」。自ら命を絶った介護職員
●「老老介護」の末、80歳の妻を絞殺
●「介護離職」は年間で10万6千人にも
●2025年度には介護職が32万人不足……崩壊はすでに始まっている
【目次】
序章 親が要介護になって
第一章 介護の不可解な仕組み
第二章 なぜ介護に金がかかるのか
第三章 虐げられる老人たち
第四章 私利私欲だらけの業界
第五章 ブラックすぎる介護職
第六章 介護の現在と未来
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