作品紹介

何たることだろうか。
私は確実に退行しているのだった。
(中略)
奈緒が童話を読み、女の豊かさの象徴とも言える大きな乳房で
私のモノを愛撫するようになってから、自分はさらに退行していった。
――本文より

音楽プロデューサーの塩原達也はバツイチ独身の五十歳。
良き友人となった前妻と、セックスを愉しむ関係の人妻の愛人がいたが、
ある日、「母親の行方を探している」と奈緒という女性が突然訪ねてくる。
二十九歳の彼女と出会い、急速に惹かれていく塩原。やがて関係を迫る彼に対し、
奈緒が望む性愛の形は変わったものだったが、徐々に甘美な毒にとらわれていく――。
〝禁断の純愛小説〟問題作が文庫化!

解説 村山由佳

担当編集者より
急逝された著者による中編小説は、2016年にオール讀物で短期集中連載されました。既刊の『恋しい女』が好きだったので、「今回は是非、このような勝負作を」とお願いして執筆いただいたのを思い出します。
主人公の男はバツイチ独身、50歳の音楽プロデューサー。別れて今は良き友人となった元妻と、セックスを愉しむ愛人がいたが、ある日、母親の行方を探している29歳の奈緒という女性が訪ねてきてから、彼の運命が変わっていく――。
直視したくない真の欲望、年の差を超えた性愛のあり方を描いた問題作です。
商品情報
書名(カナ) ナオトワタシノラクエン
ページ数 272ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2020年06月10日
ISBN 978-4-16-791513-1
Cコード 0193

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