怒鳴り癖 藤田宜永

1,540 (税込)
発売日2015年10月07日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ドナリグセ
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2015年10月10日
ISBN 978-4-16-390343-9
Cコード 0093
試し読み
書店在庫

怒鳴り癖 藤田宜永

1,540 (税込)
発売日2015年10月07日
ジャンルエンタメ・ミステリ
商品情報
書名(カナ) ドナリグセ
ページ数 280ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2015年10月10日
ISBN 978-4-16-390343-9
Cコード 0093

平穏な日常に立つさざなみが、彼らを狂わせる

会社帰りに遭遇したおやじ狩り、小学生の娘が苦しむ奇妙な病、永遠に忘れられない昔、同棲した女の影--。人生の「迷路」に立ちすくみ、あがくしかない男たちのドラマが胸に迫る。恋愛、ハードボイルド、さまざまな形で「人の心のはかなさ」と「人生の機微」に触れる物語を紡ぎ続けてきた名手が描き出した、人生の曲がり角で待ち受ける危機と再生。全六編の短編小説集。

「怒鳴り癖」仕事帰りに、二人組の男に暴行を受けた会社社長。怒鳴ってばかりの自分に怨みがある者の犯行ではないかと疑い……。
「通報者」怪しい男から近所の若い女性を救ったものの、警察に通報した若い男の容疑者が自殺したことから窮地に追い込まれ……。
「時には母のない子のように」同棲していた年下の男と刃傷沙汰になった事件。加害者の女性は昔愛した女と同姓同名だった。
「押し入れ」娘が突然かかった奇妙なパニック障害。妻は何を隠しているのか。
「マンションは生きている」中学生の女の子がマンションのロビーでプチ家出を始めた。管理人の私は親に連絡するのだが……。
「消えた女」退職後に付き合い始めたコンビニ店員の女性が突然姿を消した。彼女の残した地図を頼りにその足跡をたどる男を待つ思わぬ“真実”とは。

本の話おすすめ記事

危機に直面した6人の男たち
危機に直面した6人の男たち
2015.11.06 インタビュー・対談

おすすめ記事

「危機に直面した6人の男たち」
インタビュー・対談(2015.11.06)

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より

ハードボイルドから恋愛小説まで幅広く活躍する藤田宜永さんの新刊は、つつがなく日々を過ごしているはずの中年男性たちに突如訪れる危機をテーマに描いた短編集です。妹の失踪という過去を抱えた男が老境に差し掛かり、再びその事実に直面する「消えた女」、クレーム電話をした相手は、ひょっとして娘の恋人なのか、そして自分を襲った犯人なのか、やきもきする父親を描く表題作など、日常に突如開いた落とし穴のような事態に、どう向き合うのか。その姿を描く大人のための味わい深い物語がつまった一冊です。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 佐伯泰英特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション