作品紹介

1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。
パラレルワールドに生きるふたりの女性は、いたかもしれないもうひとりの「自分」。

進学、就職、恋愛、仕事か結婚か、子どもを産むか……
無数の分岐点に、騙し絵のようにかかわってくる同じ名を持つ恋人や友人。

昏い森に迷い込み、道を見失い、惑い、選びながら進んだ先にあるものは。
川上弘美、待望の傑作長編小説、ついに文庫化。

「いつかは通る道」は若いころは二本くらいしか種類がないと思っていた。
でも、全然そうではなかった。 ──ルツ(46歳)

森は永遠に続くと思っていたのに、たぶんそんなに長くない先に、
わたしは森から出なければならないだろう。 ──留津(50歳)

「いつかは通る道」を見失った世代の女性たち。
選ぶ、突き進む。後悔する。また選ぶ。
そのとき、選んだ道のすぐそばを歩いているのは、誰なのか──

「ああ、この小説の構造も森なのだ。
ヘンゼルとグレーテルみたいにその仕掛けを一つずつ拾いながら、
さああなたも森へ行きましょう」 浜田真理子 (解説より)

装幀は山口信博さん、装画・挿絵はミナ ペルホネンの皆川明さん。

おすすめ記事

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より
誰でも一度は「あのとき、もしも違う道を選んでいたら、今頃どうなっていただろう」と思うことがあると思います。そんな「もしも」を疑似体験させてくれるのが、現代日本文学を牽引する川上弘美さんの『森へ行きましょう』です。
1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。同じ団地に生まれ、パラレルワールドに生きるふたり。しかし、川上弘美さんですから、ただのパラレルワールドではありません。進学、就職、恋愛、仕事か結婚か、子どもを産むか……無数の分岐点に、騙し絵のようにかかわってくる同じ名を持つ恋人や友人たち。いつしか、自分も物語も細胞分裂していき、人生という森の奥深くへ迷い込み……一気読み必至の傑作です。(TI)
商品情報
書名(カナ) モリヘイキマショウ
ページ数 576ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2020年12月10日
ISBN 978-4-16-791607-7
Cコード 0193

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、https://www.bunshun.co.jp/contact/ から各部門にお送りください。

感想を書く
 

メディア関係者、図書館の皆様へ

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

https://www.bunshun.co.jp/contact/

映画・テレビ化情報一覧を見る