飛族 村田喜代子

836 (税込)
発売日2022年01月04日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒゾク
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2022年01月10日
ISBN 978-4-16-791812-5
Cコード 0193
試し読み
書店在庫
ネット書店で購入

飛族 村田喜代子

836 (税込)
発売日2022年01月04日
ジャンル小説
商品情報
書名(カナ) ヒゾク
ページ数 240ページ
判型・造本・装丁 文庫判
初版奥付日 2022年01月10日
ISBN 978-4-16-791812-5
Cコード 0193

桐野夏生絶賛、谷崎潤一郎賞受賞作

日本海のはずれ、朝鮮との国境に浮か養生島。 かつては漁業で栄えていた離島で暮らす三人の老女のうち、ナオの死で、いまはイオとソメ子のふたりが取り残されている。 九十二歳でひとり暮らしのイオの娘、ウメ子も六十五歳になった。 イオは海女をなりわいとして、八十五歳までアワビを獲るほど、心身ともに丈夫ではあるけれど、娘のウメ子としては心配でならない。 二十五年前の海難事故で命を落とした夫を供養するイオとソメ子。 異国からの密漁船による侵略や、地球温暖化など、不吉な未来を予感しながら、泰然と暮らしを守り続ける老女たち。 そんな島に、おそろしい台風が近づいてきて……。 名作映画「八月の鯨」のように、海辺での厳しい暮らしとシンプルに生きようとする姿に胸を打たれる。 いまの時代こそ、こんな世界に浸りたくなる。谷崎潤一郎賞受賞作品。解説・桐野夏生

おすすめ記事

※外部サイトへリンクしている場合もあります

担当編集者より


村田喜代子さんの描く「おばあさん」には胸を打たれます。『飛族』は谷崎潤一郎賞にも選ばれましたが、過去の名作でも、芥川賞を受賞した『鍋の中』が黒澤明監督の映画原作になったり、『蕨野行』では市原悦子の強烈な演技が話題になったり、とにかく凄い小説ばかりです。「自分がおばあさんになったら、これが書けた」と村田さんがおっしゃる本作では、92歳と88歳の女性がたったふたりで日本海の離島で暮らして、シンプルに力強く生きる姿に、こころを揺さぶられます。空前絶後の名作です。

感想を送る

本書をお読みになったご意見・ご感想をお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社ウェブサイト、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただく場合がございます。

※いただいた内容へのご返信は致しかねますのでご了承ください。
※ご意見・ご感想以外は、こちらから各部門にお送りください。

メディア関係者・図書館の皆様

表紙画像のダウンロード

ご希望のデータがダウンロードできない場合や、著者インタビューのご依頼、その他の本の紹介に関するお問合せは、直接プロモーション部へご連絡ください。

雑誌・書籍の内容に関するご意見、書籍・記事・写真等の転載、朗読、二次利用などに関するお問合せ、その他については「文藝春秋へのお問合せ」をご覧ください。

書店在庫
ネット書店で購入
米国を代表する作家、スティーヴン・キングの特設サイト 阿部智里「八咫烏シリーズ」特設サイト 吉永南央「紅雲町珈琲屋こよみシリーズ」特設サイト 2024 文春文庫 秋100ベストセレクション 佐伯泰英特設サイト 文春文庫は50年を迎えました! 特設サイト