書名(カナ) | ミミブクロヒチョウ ミナミマチブギョウトガシャドクロ |
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ページ数 | 288ページ |
判型・造本・装丁 | 文庫判 |
初版奥付日 | 2022年06月10日 |
ISBN | 978-4-16-791856-9 |
Cコード | 0193 |
浅草橋近くにある海産物問屋〈三陸屋〉が、朝になるのに戸が開かない。
もしや、押し込みが入って皆殺しにでもされたのではと騒ぎになり、同心・土久呂凶四郎が戸を破って入ると店の中は血まみれ。
奥に手代が一人倒れていて、壁に「がしゃどくろ」と血文字で書かれている。
店にはまだ十名ほど人がいたはず。
奥にある巨大な蔵から、がしゃがしゃという奇妙な音がする。
鍵を破って戸を開くと、遺体の判別がつかないほどのむごたらしい有り様だった。
そして隣家の旗本までも血塗れで昏倒していた。
これは餓舎髑髏の仕業なのか?
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