| 書名(かな) | さなだもののふこころえ やぎゅうじゅんじょう |
|---|---|
| ページ数 | 288ページ |
| 判型・造本・装丁 | 文庫判 |
| 初版奥付日 | 2026年05月10日 |
| ISBN | 978-4-16-792504-8 |
| Cコード | 0193 |
一度受けた恩を、右近は忘れない。たとえ、その先が死地でも。
関ケ原の戦いが終わり、真田昌幸と信繁は九度山へ。信之に仕える右近は、苦しい暮らしを送る2人のもとへ仕送りを運ぶ「九度山詣で」を続けていた。
右近自身の暮らしも変わる。剣の師・柳生宗章の娘、紗良を妻に迎え、一人の武士として家庭を持つようになる。
その宗章は、新たな居場所を求めて米子へ。
やがて右近が師を訪ねると、宗章は自分を迎えてくれた恩人への義理を果たすため、危険な飯山砦に残ろうとしていた。
「お前は帰れ」と言われても、右近は聞かない。宗章に恩があるのは、自分も同じだからだ。
損得を考えれば、逃げるべきだった。妻のことを思えば、生きて帰るべきだった。それでも、自分が受けた恩をなかったことにはできない。
そんな右近と宗章は、ついに雪の砦で敵に囲まれる。六尺二寸(約188㎝)の巨体の右近が振るうのは、宗章から託された長大な野太刀。師との壮絶な共闘が始まる。
頑固で、不器用で、ときに周囲を困らせる右近の「純情」が、師との関係の中で最も激しく噴き出す第3弾!
序章 祭りの後
第一章 高野山まで
第二章 九度山詣で
第三章 右近、妻を娶めとる
第四章 柳生十八人斬り
終章 廃屋に死す


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