| 書名(かな) | さなだもののふこころえ うこんじゅんじょう |
|---|---|
| ページ数 | 288ページ |
| 判型・造本・装丁 | 文庫判 |
| 初版奥付日 | 2025年10月10日 |
| ISBN | 978-4-16-792406-5 |
| Cコード | 0193 |
家臣の殉死を禁じた真田信之が、ただ一人、殉死を認めたとされる実在の男がいた。鈴木右近忠重――。
物語は、右近がまだ6歳の少年だった頃から始まる。父が守っていた城を敵方に奪われ、小太郎、のちの右近は両親を失った。
「俺は真田家が嫌いだ」。
真田家そのものには反発しながらも、自分を受け入れてくれた信幸(のちの信之)夫妻への恩は忘れない。そして胸には、両親を死に追いやった叔父・中山九兵衛への仇討ちへの思いが強く残る。
15歳になった右近は、仇を追うため真田家を離れる。ともに旅をするのは、よく喋る家来・榛名大吉。そして行く先で、つかみどころのない剣豪・柳生宗章と出会う。
恩は返したい。仇も討ちたい。
無口で頑固な少年は、やがて身の丈六尺二寸(約186cm)、2mを超す長大な野太刀を振るう大男へ。17歳で迎えた初陣は、真田家が東西に割れた第二次上田合戦。相手は、信幸の父・昌幸が守る上田城だった。
実在した無名武士・鈴木右近から生まれた戦国青春譚、シリーズ第1巻。
第15回日本歴史時代作家協会賞シリーズ賞(井原戦国三部作)/時代小説SHOW「2025年時代小説ベスト10」文庫書き下ろし部門第1位
序章 そもそもの始まりは聚楽第
第一章 本丸御殿の孤児
第二章 右近、右往左往する
第三章 犬伏の別れ
第四章 己が城を攻める――第二次上田合戦
終 章 長駆、関ケ原まで

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