作品
「倉橋由美子の小説作法」「倉橋由美子の小説批評」「倉橋由美子の性と死」。熱烈な愛読者が選ぶ毒にも薬にもなるエッセイ30数篇
有吉佐和子が20代頃に書いた自負溢れるエッセイや後年のルポ、岡本かの子が夫・一平、息子・太郎そして自分を綴った文章の数々
父・露伴に家事を仕込まれた娘時代からその父を看取るまで、身近な人間観察や、自然の持つ力への畏敬など。随筆の真髄を知る1冊
森茉莉一流の“贅沢論”、食のエッセイ、婚家での暮らし。吉屋信子の同時代の女性作家たちへのオマージュ。流麗な文章の醍醐味
孤高の礼二と世渡り上手な航(わたる)。2人が初めて組んだバンドは成功を収めるが、それ以降互いに意識しつつも歩み寄れず、やがて……
日本の空を初めて飛んだ飛行機「アンリ・ファルマン」を、石坂浩二が入間基地に訪ね、市川團十郎が「宇宙の神秘」を語ります。誰もが憧れる「大空」の魅力が凝縮
カリブ海の白人農園主と黒人女奴隷の間に生まれた混血児ながら、父の祖国フランスで将軍になった文豪デュマの父親の破天荒な生涯
元伊賀の忍びが住み着いた武蔵野の村に埋蔵金が隠されているという。襲いくる風魔一党との激しい攻防戦。果たしてその結末は如何に
祖国アメリカへの忠誠を示すために銃を取った日系2世の若者たち。彼らに生きのびる道はあるのか——。青春群像大作、堂々の完結
ホームレスの元刑事が、後輩のモテない女刑事に日当2000円で雇われ、一家惨殺事件の推理に乗り出した——。切ない青春ミステリー
妻を喪い、絶望の淵をさまよう大学講師が入手した作家の未発表手記。原稿の謎に迫る彼を襲う強烈な悪意とわな。慟哭のミステリ巨篇
折り合いの悪かった父も、消えたおばさんも、故郷の廃屋に茂る夏草も、いまはただ愛おしい……温かい感動に包まれる連作小説集
ある日甥を殺された立原周乃介は、その原因を追ううちに柏木屋が係わっているのを知る。途端に周乃介の周りで、不穏な事が……
小学生だった40年前に銀座・汐留川の川縁で別れた彼女は、クラス会に現れるのか? 都会の郷愁が心にしみる極上の大人の小説集
息子を事故で亡くし狂気の淵に沈む姉。その周囲に渦巻く悪意の源を探る弟。犯罪文学の名手が人間の魂の深奥を静かに描く最新作
江戸時代、幕府によって取り潰された大名家は200を超えた。本書はその中から、福島正則、本多正純、松平忠直など12の悲史を描く名著
大好きなのに、許せないことがある。太陽の光が雲にさえぎられて届かないように…。恋人たちの日常と小さな諍いを描く恋愛短篇集
病気のオタク青年たちが裏秋葉原で出会ったとき、ネット界に革命を起こすeビジネスが始まった! ドラマ化、映画化決定の超話題作
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。