『火花』『禁断の魔術』『新・戦争論』…… 2015年ベストセラーランキング公開!
単行本
1位、2位は芥川賞を受賞した又吉直樹さんの『火花』、そして、その後のメディアでの活躍もめざましい羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』がランクインしました。3位はテレビで取り上げられて話題になった『ゆるめる力 骨ストレッチ』。そのほか第46回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した『捏造の科学者 STAP細胞事件』や、若い世代に人気のRADWIMPSの野田洋次郎さんの日記形式のエッセイ『ラリルレ論』、久しぶりの村上春樹さんの紀行文集『ラオスにいったい何があるというんですか?』などバラエティに富んだラインナップになりました。また、たかぎなおこさんの『はらぺこ万歳』は2年連続のランクインです。
文庫
1位は文庫化にあわせて長編として再登場した東野圭吾さんの『禁断の魔術』でした。3位にも時期を近くして発売した『虚像の道化師』。2位は昨年の1位の『イニシエーション・ラブ』ですが、今年は映画も公開され、新たに盛り上がりをみせました。そのほか大人気、酔いどれ小籐次シリーズから2作や、昨今、『下町ロケット』のドラマ化でも話題になった池井戸潤さんの作品から『ロスジェネの逆襲』とこちらもドラマが話題となった『民王』がランクインしました。
新書
1位、3位は根強い人気の池上彰さん、佐藤優さんコンビの作品『新・戦争論』と『大世界史』でした。同様に、激変する世界を読み解くために『イスラーム国の衝撃』や『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』といった世界情勢読み解く作品も人気でした。また戦後70周年という節目にあたる今年、『「昭和天皇実録」の謎を解く』が4位、『永田鉄山 昭和陸軍「運命の男」』が9位にランクインしました。
電子書籍
電子書籍は、紙の書籍とほぼ同時に刊行されるものが増えてきたので、ランキングにもその影響が出ています。
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