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老舗のオカマバー「銀花」の名物ママが死んだ。葬式に列席して、わかった彼の壮絶な人生。「マダムの咽仏」等心を揺さぶる全八篇
朝の目覚めは五七五でというファン急増中。「めざましテレビ」(CX)に寄せられた作品から、ユ?ミンのおメガネに叶った名作のすべてを
井上氏の原点フランス座が2000年1月幕を閉じた。北野武、渥美清との爆笑対談、台本、踊り子の写真、見取図など包み隠さず大放出。
故郷フランスを離れ、七つの海を渡った男が、神戸で母と出会うまで。父の記憶を頼りに旅を続ける私だったが……。初の自伝的長篇
大工の大輔は子連れの美人と結婚するのだが……。果たして、彼にとって恋とは何なのか。60年代生まれのひりひりする青春を描く傑作
明治44(1911)年1月24日、幸徳秋水ら12名大逆罪にて処刑。九十年をへて最新資料にもとづき事件の真相に迫る力作
「青い山脈」「雪国」から「昭和残侠伝」まで、映画界に一時代を築いた著者が軽妙な筆致で描く、女優、男優、監督たち、そして一生
エヴァンゲリオン、オウム、酒鬼薔薇……。波瀾と混迷に満ちた世紀末を気鋭の評論家は、どう見たか? 30代“オタク世代”必読の書
シドニーの23日間。初めて足を踏み入れた新大陸、アスリートと共に体感したオリンピックで、走る作家は何を見、どう語るのか
著者の精神的故郷である仙台で、少年時代に妄想ばかりしていた男の思想的半自叙伝を、すべての権威を相対化してしまうパロディ意識で描いた愉快な青春小説。(長部日出雄)
新幹線の指定席を利用した鉄壁のアリバイなどトリックメーカー振りが際立つ短篇集。「死人が夜ピアノを弾く」「密会のアリバイ」「新幹線ジャック」「不用家族」「小さな密室」他二篇収録。
十五年にわたって共に暮した飼犬を失い悲嘆にくれていた著者が、在りし日の愛犬コンタを偲ぶ。著者ならではの深い愛情と鋭い観察にみちた興味深いワンワン物語。(解説・中野孝次)
平治の乱後、洛東・鳥辺野に今、赤子が捨てられようとしていた。その子こそ後の義経。膨大な資料をもとに義経の一生を描いた力作
シドニーを舞台に繰り広げられるもう一つの国際大会、パラリンピック。頑健な肉体と車いすを武器に闘う、アスリートたちの群像
酒、旅の話はもちろんのこと、今回は自らが考案した「浮き玉△ベースボール」の話題も満載。赤マントは21世紀もますます快調!
没後ますます輝きを増す司馬文学の作品群。司馬さんと交わりのあった作家たちの文章から、あらためてその人と文学を発掘した労作
小川直也の暴走ぶりから和田アキ子の鉄拳まで。格闘技と芸能界の裏の裏まで知っている、人気お笑いコンビによる抱腹絶倒活字漫才
新聞一面のオアシス「産経抄」と雑誌連載エッセイ「蛙の遠めがね」から著者自身が選り抜いた珠玉のコラム集。「良識」を求める人に!
「IT社会」の甘い夢にネコも杓子も酔っている。今こそ夢の裏にある厳しい現実を暴かなければならない。具体例に基づいた鋭い警告
筆跡が書き手の人間性を物語ることもある。では筆跡を変えられるのか。古典から丸文字まで“生きた字”をめぐるスリリングな論考
ケネディ、クリントン政権の中枢を担ったのは、英国の帝国主義者セシル・ローズの“遺言”から生まれた選りすぐりのエリートだった
夢による治療や呪法、夢解きなど夢の神秘性にも触れながら、古典文芸に現れた様々な夢の中から日本人の心の底を探ってみると……
枯渇神話、OPEC神話、メジャー神話……三つの神話はもはや虚妄でしかないことを検証しつつ、「天然ガス時代」の到来を予見する
それは当代随一の人気作家、佐藤紅緑が、新進女優を狂おしい程愛したことに始まった。ハチロー、愛子…佐藤の一族の壮絶な生の姿
夫の友人、筆を折った老作家……。主人公の中年女性に寄りそう男たち。官能の世界を描き続けてきた著者の、新境地を提示する短篇集
とある地方都市で起きた文化人連続殺人。次は俺か……パニックに陥った作家の“恐怖”を刻明に描きかつ謎解きの愉しみありの会心作
黒澤明を世界に知らしめた『羅生門』以降、常にクロサワを支えてきた著者が初めて語る銀幕裏の数々のエピソード、来し方のこと
アトランタに行く前、彼は十九歳の無邪気な若者だった。中田が最も信頼を寄せるライターが、四年間に書きためた原稿を一挙収録
圧倒的強さをみせた高橋、転んでなお入賞した山口、後半失速した市橋……陰で支える脇役たちにも焦点を当て、勝負の総体を描き切る
部下思いの“仏の平蔵”らしい慈愛溢れる六篇を収めた二十一巻と、正体不明の敵に自らの家族まで狙われた鬼平の苦悩をえがく二十二巻
幸せに満ちたホットケーキ、筍を火焙りの刑にする、カツカレー牛丼を食べてみたら、懐かしの缶詰、今回はケニアで野生の味も体験
昭和二十年七月、原爆を運ぶ米重巡洋艦インディアナポリスを叩くべく出撃した海軍伊五八号潜水艦。全く新しい戦争サスペンスの誕生
漫才の求道者にして、暴力沙汰をくり返す破天荒な芸人横山やすしの五十一年の生涯を、著者自信の親交を通して描ききった傑作評伝
春菊初期作品集第二弾。傑作長篇「波のまにまに」と、「奥さん渡辺です」「不幸の靴音」など、日常にひそむ恐怖の時間を捉えた全10篇!
夫婦で老人ホームへ、肉親より親友と、孫子と二世帯住宅で、夫と別れてのびのびと、ホスピス予約済み……一般から寄せられた生の声
「なんとかなるさ」で飛び込んだアメリカは、やっぱり難問続出。アパート探し、ボランティア活動に奔走するアガワの痛快エッセイ
夫への不満から、麻也子が理想の不倫相手として選んだ相手は——。醒めた視点で男女の愛の虚実を描き出す、不倫恋愛小説の最高峰!
スティーブン・キング、ジェフー・アーチャー、ロアルド・ダールなど名手が書いた車に関する短篇19本を収録したアンソロジー
リンドバーグ二世誘拐。やがてアメリカ史上最大の冤罪疑惑を残した謎の事件に挑む私立探偵の苦闘を描く正統派ハードボイルド大作
面白くて役に立つ本、楽しみに読む本から適当に眠くなる本まで。つい読んでみたくなる作品を紹介する「養老流・本の解剖教室」
日頃、何気なく使っている言葉を、中国文学のウンチクを背に、ある時はバッサリ、ある時はチクリ。「週刊文春」連載の傑作コラム集
歴史を変えた暗号、勝敗を分けた暗号表、暴かれた暗号機エニグマ……古今東西の暗号とその作成・解読に生涯を捧げた人々のドラマ
「週刊文春」の大反響キャンペーン記事が一冊に。無知につけこみ「アブない」食品を流通させる企業。身を守るのは自分しかいない
若者の代弁者にまつり上げられ、彼を利用する周囲の人々に裏切られ、覚醒剤に救いを求めて破滅していった孤独な“カリスマ”の実像
超簡単・激安・ヘルシーな食研究で人気の著者が、読者の要望に応えて作った実践篇。子供やお年寄りにもぴったりな美味メニュー満載
続発するストーカー犯罪。早くから警鐘を鳴らしてきた著者が桶川女子大生殺人事件などを再取材して、その恐怖の実態を描き尽くす
シュワッチというライダーキックで60~70年代を制覇した三大ヒーローのすべてがわかる。円谷皐、石ノ森章太郎インタビューを併録
生年月日から、12進法でめぐる運命の周期を割り出し運気の流れを掴み取る。一目でわかる生きるヒント集ともいえる驚異的占い本
下界に降り立った修行中のねこ神さま。人々の願いや悩みを強烈に勘違いしたまま叶えまくり大迷惑。単行本1、2をあわせた完全収録版