作品
「伝えておきたいことがある」。ここには父の父、父の母、青少年期の父もいる…父娘の往復書簡で、初めて明かされる素顔と優しい声。
『日米會話手帳』『太陽の季節』『性生活の知恵』『日本列島改造論』等、話題書35冊。稀代の読書家による「体験的出版史」の傑作!
離婚を望み決死の覚悟で寺に駆け込む女たちの強さ、家族の絆を描いて胸に迫る、涙と笑いの物語。十年をかけて紡いだ感動の遺作。
離婚を望み、寺に駆け込む女たち――。夫婦の揉め事を解きほぐすと見えてくるのは、人の切なさ温かさ。十年をかけて紡がれた連作集。
1969年に刊行された幻の共作を、安野氏が絵を全面描きなおして現代に復刊。子どもから大人まで楽しめるユーモアあふれる絵本です
東大コンプレックス嵩じて吃音症に陥り帰郷した青年と、心優しき花石の人たち。東北方言と至高のユーモアで読ませるザ・青春小説
幼時に父と死別、一家離散して仙台のカトリック系養護施設で過ごす少年の切実な哀しみと希望。演劇・文学界の巨人、感動の原点
江戸時代、虐げられた女たちは鎌倉の東慶寺に駆け込み、夫との離婚を訴えた。夫婦の絆と「ゆるし」を描く、静かな感動に満ちた連作短篇
ファシズムと闘い、市民が自らの手で築き上げた理想の街、ボローニャ。街を訪れた著者は、真の豊かな「共生」について思索を深める
材木問屋の若旦那、栄次郎は、絵草紙の人気作家を志すあまり、馬鹿馬鹿しい騒ぎを起こして……歌舞伎にもなった直木賞受賞の傑作
歴史に学び、市民が知恵と愛情を結集して、イタリア有数の豊かな街となったボローニャ。「ボローニャ方式」っていったいどんなこと?
東北一の進学校の落ちこぼれ男子四人組。頭の中はいつも女の子のことばかり……。今なお輝き続けるユーモアと反骨精神溢れる傑作
一葉に名作執筆の秘訣を聞いた、爆笑架空インタビューをはじめ、幻の上演プロットを生原稿で収載。薄幸の生涯という定説を覆す
「ぼくは聖化されるのはいやです」と賢治。井上氏が賢治の本音を聞き出した架空インタビューをはじめ百点を超す写真と地図を収載
あの世の太宰治に井上ひさし氏が「あの時のこと」を根ほり葉ほり問いただす奇想天外なインタビューほか、太宰の秘密を明かす一冊
昭和二十年、根津の団扇屋主人による日記。そこには戦下の市民の真実と、戦後の占領軍による日本語ローマ字化計画が綴られていた
二十数年ぶりに訪れた孤児院で、あの夏の嵐の夜の悲しい出来事が鮮かに浮かんでくる名品「四十一番の少年」のほか、「汚点」「あくる朝の蝉」。半自伝風作品三篇。(百目鬼恭三郎)
他人を笑わせ、他人に笑われ、そのために死ぬほど絵草紙作者になりたいと願っている若旦那のありようを洒落のめした直木賞受賞作に加え、「江戸の夕立ち」を収録。(百目鬼恭三郎)
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