第4回「本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞」は、令和5年10月1日から令和6年8月31日に刊行された単行本の中から、瀧井朝世、吉田大助、吉田伸子の3氏の推薦をもとに、下記5作品を候補作として決定しました。受賞作については「本の話Web」で11月中旬に速報を、「オール讀物」2025年1・2月特大号で詳細をお伝えします。

『一番の恋人』（KADOKAWA）君嶋彼方

『星が人を愛すことなかれ』（集英社）斜線堂有紀

『告白撃』（KADOKAWA）住野よる

『わたしの知る花』（中央公論新社）町田そのこ

『二人キリ』（集英社）村山由佳

本年度の選考委員は、川俣めぐみさん（紀伊國屋書店横浜店）、高頭佐和子さん（丸善丸の内本店）、花田菜々子さん（蟹ブックス）、山本亮さん（大盛堂書店）の4氏です。

「オール讀物」編集長・石井一成からのコメント

「恋愛や性の概念が多様化している現在、それを描く小説はどう変化しているのでしょうか。ベテラン書店員のみなさんに『大人がじっくり読める質の高い恋愛小説』を選んでいただく本賞を通して、『いま』の恋愛小説の豊穣さをお伝えできるのではと思っています」