作品
小説を書くと決めた33歳の新聞記者・福田定一が綴る、花にまつわる10の妖しい物語。「司馬遼太郎」になる前の記念碑的短篇集!
みなもとのよしつね――その名はつねに悲劇的な響きで語られる。数奇なその生涯を生々と描き出した傑作長篇小説。上下巻合本版
戦国時代、夫婦手をとりあってついには土佐一国の大名の地位をえた山内一豊、妻・千代の、痛快なる物語。全四巻合本版
四国土佐の片田舎に、野望に燃えた若者がいた。ひたすら「天下」を目指し、61年を疾走した風雲児・長曽我部元親の生涯。上下巻合本版
歴史はときに血を欲す。暗殺者も凶刃に倒れた死骸も、共に我々の歴史的遺産である。幕末の十二の暗殺事件を見直した連作歴史小説
明治六年、「征韓論」を主唱した西郷隆盛と大久保利通の衝突は、ついに国の存亡を賭けた抗争にまで沸騰してゆく。長篇小説全十冊
征韓論を巡って大久保に敗れ、薩摩へさる西郷。叛旗を翻し、独立国の様相を呈し始めた薩摩に、政府は厳しく決着をつけようとする
征韓論を巡って大久保に敗れ、薩摩へ去る西郷。叛旗を翻し、独立国の様相を呈し始めた薩摩に、政府は厳しく決着をつけようとする
明治七年、台湾撤兵により全国的に士族の反乱気分が満ちる。政府は鹿児島私学校を警戒するが、まず熊本に、神風連ノ乱が起こった
圧倒的な士気で熊本城を攻める薩軍と援軍を待つ政府との闘いが始まった。激動の時代を描く大長篇が文字を拡大した新装版で登場!
七万の政府軍に包囲され、西郷と薩軍幹部はそれぞれの生を閉じた。翌年、大久保もまた——新生日本の激動期を描く全十冊、完結
幕末、長州藩は突如、倒幕へと暴走した。その原点に立つ吉田松陰と弟子高杉晋作を中心に、変革期の人物群を鮮やかに描き出す長篇
幕府の長州征伐の重圧で佐幕化した長州藩で、わずか八十人で兵を挙げた高杉晋作のクーデターは成功するが、時運は移り変っていた
佐幕と勤王に揺れる土佐藩・山内容堂。維新を望まなかった薩摩藩・島津久光。倒幕に加わらなかった佐賀藩・鍋島閑叟ら四人の苦悩を描く
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