作品
後漢末期、皇帝の外戚と宦官に権力が集中し人民の不満が鬱積、やがて黄巾の乱が全土に広がる。混乱の中で輩出した名臣・名将の列伝。
「論語」に描かれる神格化された姿ではなく、不運や失意にも苛まれた男の波瀾万丈を書いた大河小説。構想三十年にして最高傑作誕生!
古代中国・晋の宰相として国を支え続けた趙一族の盛衰を、歴史と運命への透徹した視点をもって描いた初期の傑作長篇を新装版で。
秦軍を撃破しいち早く関中を征した劉邦だったが、項羽により漢の地に左遷され、そこから楚漢の最終決戦が始まる。大河小説完結篇。
誇るべき家柄も武威もなかった劉邦が、いかにして家臣と民衆の信望を集め、項羽を倒して漢王朝を打ち立てたかを雄渾に描く。全四巻。
「三国志」を著した陳寿は、諸葛孔明に罰せられた罪人の息子だった――。三国時代を生きた、梟雄、学者、女性詩人など十二人の生涯。
滅亡に傾いてゆこうとする商王朝を支え続けた箕子の姿を通し、名君・暴君・忠臣・佞臣入り乱れる古代中国を雄渾に描いたデビュー作。
孝心(親孝行)を奨励した後漢末期、名臣が輩出した。皇帝の外戚の何進、劉備の師となる盧植、曹操に重用された荀彧ら七人を描く。
無名時代に書いた現代小説五編と詩一編を初めて収録。故郷の風光を背景に、魅力的な女性が登場する。作家の軌跡を知る貴重な一冊。
中国で初めて文字を創造した武丁を描いた表題作はじめ、夏、商(殷)、周といった古代王朝を舞台にした傑作群が大きい活字で再登場。
「三国志」をはじめ、中国歴史小説を書き続けてきた著者が、自らの創作の秘密を語り尽くした一冊。白川静、水上勉らとの対談も収録。
詐術とは無縁に生き抜いた小国・宋の名宰相・華元。大国・晋と楚の和睦を実現させた男の奇蹟の生涯をさわやかに描く中国古代王朝譚。
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