作品
「あまちゃん」の年2013年。それ以外にも映画も本も面白いものは無数にあった。大事な人は亡くなり、時代は停滞しているけれど。
巷に氾濫する不思議な日本語を一刀両断したかと思えば、冷やし中華の起源に迫り、売れる女優を予言する。信彦節が冴え渡るコラム集。
政権交代がなされ、新型インフルエンザが世を騒がせ、森繁久彌が亡くなり……読者への刺激を一瞬もやめない「本音を申せば」第六弾。
「週刊文春」好評連載二〇一二年分。老作家は、怒りが湧いてくるばかりの世相に半ば背を向け、映画について幸福そうに語るのだった。
B型人間は個性的。だから有名人にB型が多い? 血液型への考察から、映画、東京の下町まで。「週刊文春」連載コラム第11弾
週刊文春の連載エッセイ14冊目。3・11でがらりと様相を変えてしまった世の中。そんななかでも映画や女優の話題は欠かせない
〈世界のクロサワ〉の全作品をその公開時に見ることをつづけてきた著者が書く、時代と格闘してきた映画作家の栄光と挫折、喜びと苦悩
「私」はどうやって「私」になっていったのだろうか。人生と時代への諦観と進取の志に揺れる青春を緻密に描ききった自伝的小説
かつて日本有数の盛り場だった日本橋に生まれ育った著者が、実家の和菓子屋の盛衰を、土地とそこに住む人々の歴史として振り返る
自分の眼しか信じない〈時代観察者〉の著者が、「映画」と「東京」の現在とうつろいを克明に描き出す、週刊文春連載の第10弾!
日本語の乱れに憤り、社会を憂い、戦争を回顧し、故人を偲び、アイドル女優を正しく評価する。ますます活き活きする当代一のエッセイ
99年からの映画コラムを厳選! さらに、書き下ろし「イーストウッド」論も収録。著者映画批評の決定版です。DVD情報も満載
格差社会の歪みを直視しながら、「硫黄島からの手紙」に絶賛の拍手を送り、語られる昭和を遠くに思う。「週刊文春」連載エッセイを文庫化
時代を観察し続ける著者のエッセイ第12弾。政権交代や芸能界、映画の薀蓄から、敗戦の記憶、面白い本、新型インフルエンザまで
マドンナに思いを残しながら新任地へと赴いたうらなり。『坊っちゃん』の登場人物のその後は。平凡な男の人生を丹念に描いた傑作
街が変わり、人が変わり、時代が変わる——変わらないものと失われたものを書き続けてきた著者が、〈昭和〉が遠ざかる足音を聞く
とにかく凝る、さっきとちがうことを平気で口にする、だまされやすい——B型人間は個性的。だから?有名人にはなぜかB型が多いのだ
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。