作品
ささいな不祥事が仇討に発展すると、討つ方も討たれる方も人生の断崖に立たされる。人の世の不条理をシニカルに描く9つの短篇集
人足寄場からの更生者ばかりを殺害する事件が起こり、寄場管理を任されていた鬼平は窮地に陥った。「私怨」ほか4篇収録
会ったばかりの平蔵に、いきなり「情婦にしてくれ」と迫る茶屋の女・おりき。彼女はいったい何を企んでいる? 「女心」など4篇を収録
戦国から江戸にかけての忍者を主人公にした7つの短篇集。忍者同士でさえ裏切り殺しあう時代、人の心を捨てた者たちの浮沈を描く
映画や演劇、万年筆に帽子、食べもの日記や酒のこと。洒脱なショート・エッセイを、著者直筆の絵とともに楽しめる、池波版絵日記
貸元・富蔵に呼び出された栄三郎。借金の取り立てを依頼されるが、勢い余って相手を殺してしまう。「勢多の栄三郎」など4篇を収録
古い馴染みの女、お松と出会った同心・忠吾。しかしその数日後、お松は斬られ……。忠吾の勘が冴える「忘れ得ぬ女」など4篇収録
時代小説の定番ベストセラー「鬼平」シリーズがリニューアル。さらなる読者の拡大のため、活字を大きく読みやすくし、装幀も刷新
鬼平の母の実家が兇盗に狙われる「霧の七郎」に始まる四巻から、鬼平の温情がおまさの恋を実らせる「狐火」の六巻まで一挙刊行
鬼平を苦しめるため、配下の家族を殺す前代未聞の兇族が登場する長篇「流星」をはじめ、「掻掘のおけい」などを収録した七・八巻
鬼平が、密偵のおまさと大滝の五郎蔵の仲人をしてやる「鯉肝のお里」や、息子の辰蔵が徹底的にしごかれる「追跡」など傑作を収録
好物一本饂飩を楽しんでいた忠吾がさらわれる「男色一本饂飩」をはじめ、女をめぐる同心兄弟の因縁を描く「いろおとこ」等を収録
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。