作品
故郷に思いを馳せ、亡き父母を追慕し、日々の生活を静かに見つめる。肺腑にとどく名文の数々。確かで美しい日本語がここにある――。
故郷青森に思いを馳せ、亡き父母を追慕し、作家としての日々をつづる。「オール讀物」巻末に書きつがれてきた随筆をまとめた1冊
東北の温泉で会った老婆の意外な過去を描く表題作のほか、「花いちもんめ」「盆土産」「休猟区にて」「達磨さん転んだ」など、著者の郷里に材を求めた珠玉の作品集。(解説・川西政明)
十六世紀の後期、天正遣欧使節として八人の若者がローマへと旅立った。八年あまりの波瀾と苦難と驚きの全旅程。無為に終った彼らの青春を描破した歴史長篇。(川西政明)
自己とは何かを鋭く凝視する斬波四郎の「山塔」、極限状況下ナチスの精神病者対策を追究した北杜夫の「夜と霧の隅で」、現代のメルヘン三浦哲郎の「忍ぶ川」等名作八篇
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