作品
俳優や俳人、司会者として多才だった小沢昭一さんを偲び、ラジオの筋書作家を務めた著者が向島や蒲田など同氏の馴染みの場所を訪問。
五度のレコード大賞に輝いた作詞家、阿久悠。その創作の秘密や天才ゆえの苦悩とは。二十六年分の日記を読み解いた渾身の決定的評伝。
ラジオ番組「小沢昭一的こころ」の筋書(台本)作家を務めた著者が、小沢氏の葬儀の場からさかのぼり、その芸と人間性に迫る好著。
戦中の昭和を舞台に、時代の荒波に揉まれながらも凛として生きる女流俳人たちの姿を、色鮮やかに描き出す。魅惑の句会小説。
子どもを身籠ったちゑ、満洲に赴任する女医・壽子、浅草芸者の松太郎。戦火の下、句会で友情を育んだ3人の女性の凛とした生き方
昭和7年、暮愁先生の句会に加わった大学教授の娘ちゑ、女子医学生の壽子、浅草芸者の松太郎。三者三様の恋模様を軽妙洒脱に描く
ロシアで軽業師の息子として生まれ、日本に渡り戦前の浅草で幇間になったロシア人男性の鮮烈な恋。芸能史に材を取った傑作短篇集
3000万円もの退職金を注ぎ込み、業界のパーティーで乾杯の音頭を取る「乾杯屋」の株を買ったスポーツ紙記者を待ち受ける陥穽は?
時は昭和のはじめ。教授の娘ちゑ、医学生の寿子、浅草芸者の松太郎。暮愁先生の句会で出会った3人の友情と恋模様を洒脱に描く
心を病む妻と彼女に献身的に尽す俳優の夫。調律師の木島は仕事をきっかけに、いつしか不可思議な夫婦の生活に巻き込まれていく…
ままごとのような結婚に終止符を打ち、寡婦の母と二人暮しの絵子。ちょっとファザコン気味な彼女の日常を軽やかに描く書下し長篇
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