作品
NHK大河「龍馬伝」は、後に三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の視点で龍馬を描いた作品だが、その岩崎の評伝の決定版がこの小説だ!
戦場を生き抜くには決断だけでなく、戦略と政略、そして遠交近攻の政治的判断が必要だった。現代に通じる「人間の生きざま」とは
江戸時代、幕府によって取り潰された大名家は200を超えた。本書はその中から、福島正則、本多正純、松平忠直など12の悲史を描く名著
藩主の美貌の側室お蘭を女神の如く崇め、仕える剣の達人・一十郎。維新前後を背景に、男の愚かしくも一途な恋情を描いた時代ロマン
斎藤道三から丹羽長秀、石田三成まで総勢十二将。いずれ乱世に天下を逃した者達の生涯を追い、鮮やかに看破する戦国「誤断の記録」
剣術修業に明け暮れる男が、突然歴史の舞台へ引き出された。朝敵徳川家臣として西郷隆盛に面談、江戸無血開城に功あった主人公の、“剣禅書”を求め続けた生涯。(解説・白石一郎)
(一を参照)
藩主の美貌の側室お蘭を女神の如く崇め、仕える剣の達人・一十郎。維新前後を背景に男の愚かしくも一途な恋情を描く時代ロマン
ここ一番の切所で必ず顔を出す弱気の虫のせいで、秀吉に牛耳られていく織田家の宿老丹羽長秀の悲劇。表題作など戦国武将物十二篇
世嗣断絶、幕法違反、乱心など狙ったら必ず理由は見つけ出す。徳川幕府の強権支配により御家断絶の憂き目にあった大名家は二百四十。その中から松平三河守忠直など十二の悲史を描く。
十八番斬り、三十六人斬り等々、流派の達人たちはいずれも、超人的な剣技の持主である。将軍指南の柳生新陰流、塚原卜伝の新当流、武蔵の二刀流等の実体と剣聖流祖たちを描く。
源氏の御曹司ながら、九州筑紫へ放逐された自由剛毅の快男児源為朝。美姫白縫とのロマンスや、鎮西九国の平氏豪族を蹴散らす波瀾万丈の青春の日々を描く痛快時代小説。(武蔵野次郎)
(上を参照)
最後まで艶聞の絶えなかった博文若き日の華やかな彩り。百姓の忰が松下村塾で鍛えられ、時代のうねりの中で長州の逸材として大きく羽ばたいて行く激動期を描く異色作。(清原康正)
戦国武将はいかにして乱世を生き抜いたか? 伊達政宗、真田幸村、明智光秀、細川幽斎、柴田勝家、高山右近、加藤清正など歴史をいろどった群雄の生と死を新たな視点より照射する。
近江の名門六角氏の観音寺城に夜ごと徘徊する幽鬼。残虐な武将の飽くなき野望に曝された美女の運命。名だたる山城を自壊させたのは、狂女の恨みの刃だった。会心の長篇時代小説。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。