作品
江夏豊、城山三郎ら各界の39人がTV番組で語った藤沢作品への熱い想い。放送されなかった部分も余す所なく掲載した必携の書!
好色漢の代名詞とされる稀代の浮世絵師・歌麿には愛妻家の一面もあった。著者独自の手法と構成で浮き彫りにされる人間・歌麿の貌
「剣道は殺し合いか」猜疑に苦しむ男の前に現れた天衣無縫の少年。2人が運命の一戦を交えるまでの一季節を煌く言葉で描きだす
思いを寄せた歴史上の人物、変わりゆく故郷への気持ち、両親と家族のこと——秀麗な文章で自らを訥々と語った、必読のエッセイ集
「オール讀物新人賞」でデビューする以前に発表された短篇小説15篇に加え、生前は未刊行だった小文、エッセイ、選評などを収録
人間の計らいを越えた運命の糸にあやつられ、奈落に落ちてゆく男たちの宿命——独自の色調で描かれる初期の傑作5篇を収録!
作家デビューを果たす数年前、無名時代に雑誌掲載された短篇14篇が発見された。文庫化にあたり、新たに「浮世絵師」を収録
半年前に別れた女房が訪ねてきた理由とは? 片隅に生きる男女の微妙な情を描いた表題作ほか、小説作りの名手の技冴える作品集
剣の屈指の使い手であるにもかかわらず、役所きっての自堕落者と知られる玄次郎の心の闇とは? 虚しさと憐れみが去来する8篇
没後11年を経て編まれた未刊行エッセイ集に、新たに発見された8篇を追加。今なお人気を誇る藤沢作品の原点がうかがえる1冊
武家の非情な掟の世界を端正な文体で描き、直木賞を受賞した表題作。ほか処女作「溟(くら)い海」など4篇を収録した記念碑的作品集
家治の治世、将軍職継承に絡み不穏な動きを続ける八嶽党。陰謀に巻き込まれた元御家人・源次郎の行く末は? 傑作伝奇時代小説
荘内藩の藩主世継ぎを巡る暗闘、いわゆる「長門守事件」を描く表題作のほか、「夢ぞ見し」「春の雪」など初期の秀作全5篇を収める
旅と歌作に壊れやすい身体を捧げた稀有の歌人・長塚節の生涯を清冽な文章で辿る、会心の鎮魂賦。歌人・清水房雄氏との往復書簡収録
自分の生まれ故郷ほど懐かしい場所はない——藤沢周平が愛してやまなかった荘内・鶴岡に関する全エッセイを1冊にまとめたふるさと大全
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。