作品
抗がん剤の副作用による手足の痺れに耐えながら、登り続けた山。自らに降りかかった最大の危機をどう乗り越えていったかを綴る。
怨歌の女・藤圭子とその母、娘の宇多田ヒカル。三世代の母娘の壮絶な人生の軌跡を、藤圭子の育ての親が綴った幻の名著が新装版に。
六月生まれのムツミは心待ちにしていた二十歳の誕生日が「逆閏年」によって削られてしまうことを知り……ユーモア溢れるSF短編集。
時は江戸。ならず者の巣窟「極楽園」と異形の存在「金色様」に翻弄される人々の運命を描く長篇。人間の善悪に迫る、著者の新境地。
「週刊文春」で足かけ23年、1126回に及んだ「新宿赤マント」がついに完結。最終巻にふさわしい「特大大盛り」でさあ、どうだ!
富裕層に生まれ、対南心理を操る若き詩人として将軍に謁見。やがて金王朝の秘密と故郷の惨状を知る。暗殺予告された脱北詩人の告発。
天下は豊臣から徳川へ――伊賀を追い出された“ニート忍者”風太郎の運命は、ひょうたんのみぞ知る? 万城目ワールド全開の大長編
40歳目前に人生の踊り場を迎えた女二人が、イギリスの海辺の町で過ごした不思議な5日間。よしもとばななが贈る希望と救済の物語。
3・11後、全国で起こった反原発運動。「普通の人」が初めて参加したと言われた。彼らのプロフィールに肉薄するポスト3・11論。
カリフォルニアの小さなレストランが食文化に革命を起こした。“スローフードの母”による初の料理番組をオールカラーで単行本化。
法律家にして紀行家、健啖家にして愛飲家、自称“へそ曲がり”の著者が名調子で語る、迷うためのヴェネツィア案内
多くの食通達が愛用するベストセラー土鍋「かまどさん」を生み出した伊賀の「長谷園」が、土鍋の使い方、簡単美味なレシピを提案。
鳴かず飛ばずの作家・柏原が十一年前の交通事故で失った一週間の記憶。謎の美女・舞華と出会ったことで封印されていた魔物が甦る!
漫画家の辰彦は便所で美女の尻を目撃する。やがて周りの人間の記憶が自分と少し異なることに気付く。ファンキーかつ真摯な震災小説。
写真集『闘う零戦』とオリジナル・スライドマーク付プラモデルがひとつに。零戦の姿が立体的に甦ります。マニア垂涎の一冊。
曹操の祖父は宦官だった――かつてない地点から始まった宮城谷版「三国志」。最終巻の今回は蜀の滅亡=三国時代の終焉が描かれます。
過去へ旅することのできる「扉」の存在を知った男はケネディ暗殺阻止に挑む。キングにしか書けない壮大な物語。落涙保証の感動大作!
北海道の森で貧乏ながらも心豊かに育ち、札幌医科大から国内と米国での武者修行を経て、医療法人を設立。一心に個別化医療をめざす敏腕医師による自叙的エッセイ
名手・吉田篤弘が贈る、おかしくく哀しく奇妙で美しい、色とりどりのおもちゃ箱のような短編集。
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