作品
母が駆け落ち! 子どもたちは? ナポレオンを信奉する、昔気質の父は? 戦時下の昭和、<事件>を抱えつつ生き抜く家族の物語
東京湾で巨大タンカーがシージャックされた。謎のテロリスト集団に震撼する日米両国首脳。唯一の解決策は中性子爆弾の使用だった
91年に横井英樹が買収して以来、このビルの所有権争いは、不動産王トランプもまき込み泥沼と化す。このビルは一体誰のものなのか?
四半世紀おくれのハードロック体験から、サモアの若者との交流まで、くんずほぐれつの人生と膨大な読書から綴った初のエッセイ集
映画が最も輝いていた六〇年代前半、日本人はスクリーンとスター達に「夢」を見ていた。映画をテクストに戦後の一時代を検証する
沖縄から奉天、台北に渡った祖父、東京に憧れた母……。自らのルーツを探りつつ、全く新しい視点から沖縄の近代史を描き出す野心作
自分をきちんと見つめなおしてみると、今ここにある人生がずっと大切に思えてくる。亡き母が最愛の娘に残した八十二のメッセージ
離婚の痛手を叔母に聞いてもらううち、家族の絆から政治不信まで話は広がり、未来を生きる知恵を教わりながら著者の心も癒される
ハンミちゃん一家が北朝鮮脱出、中国潜入生活、収容所送り、飢えと恐怖に震えながら過ごした領事館駆け込み、亡命までを綴る手記
日本人はどのようにかたちづくられたのか。林屋辰三郎、湯川秀樹、大岡信、丸谷才一各氏等と語り合い、あざやかにこの国を俯瞰する
郊外のダンチで暮らす京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。でも、本当はみんなが秘密を持っていて……。連作家族小説
生まれながらに特殊な「感覚」を持ったジェルジュは、ウィーンの権力者に拾われて諜報部員となり、過酷な戦いに挑む。異色時代活劇
女性はメイクだけで美しくなれるわけではない。女を磨くさまざまな方法を、その精神からテクニックまで“美容のカリスマ”が伝授
ひとがよく生きるとは、そして英気とは、矜恃とは——。中国古代という無辺の天地におりなす壮大な人間劇。待望の第一回配本である
供養とは記憶を物語から解放することなのか。表題作に人工透析を続ける妻のある望みと夫婦の愛を問う「ピュア・スキャット」併録
ミセス順。本名・安達順三郎。35年間避け続けた人に会うため「わたし」は再びあの街を訪れた――人生の孤独を癒す情感溢れる作品集
ハート・ウォーミングな話からホラーまで、心理漫画「ブッタとシッタカブッタ」でお馴染みの著者が贈るショート・ショート三十七篇
江戸っ子の父親の血をひいた永遠の二枚目スターが綴る随筆と、都会に生きる人びとの人生の機微をえがいた短編創作を収録した一冊
時流におもねらず、自分の身丈で本を読み語りつづけたこの書評名人の最後のコラム集。おとなの読書人によせる記念碑としての一冊
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