作品
戯場国とは芝居の舞台のこと。劇場は芸能あるいは人間の、一つの大いなる聖域、国といえる。歌舞伎、能、演劇、陶芸、絵画に言及
古今に類書なし、異色映画読本。当代一流の文章家、各氏一篇十枚。秘愛のスターから悪役、忘れがたい端役まで内外30人の男優の姿
流行作家を夫に持つ一男一女の母が、五十歳を迎えて決意した。「チベットを馬で廻ろう」。なぜか懐かしい風景と人々、新西遊記
古代史、民俗学から現代風俗までカバーする鬼才がシリアスタッチで描く、日常の謎と恐怖。95年度の文春漫画賞作家が挑む新境地
遊女おせん、掏摸の又吉など、爛熟期の江戸を精いっぱい生きる市井の人々を情感豊かに描く。コミック95・96の人気連載を単行本化
トカレフを持った殺人鬼の正体は十津川の旧友なのか? 友情に心を痛めつつ、北海道そしてフィリピンへと追跡の旅を続ける十津川
デュフィ、コクトーから自分のライフマスク、チベットの曼陀羅まで、オール・プライベート・コレクション。絵とエッセイの交響楽
親友・岸井左馬之助の縁談の相手に悪のにおいを嗅ぎとった鬼平は……。友のため命をかける平蔵の男っぷりと人情を描く二篇を収録
『ドン・キホーテ』の十倍面白いその作者の人生。海戦の英雄、アルジェの奴隷、公金横領で投獄……波瀾万丈、気宇壮大な歴史長篇
(上を参照)
危機管理の第一人者、佐々淳行氏が当時のメモをもとに書き下した『連合赤軍「あさま山荘」事件』は秘話満載の昭和忠臣蔵といえる
傍若無人な若い女達、いい気なもんだの男達。大宅賞作家が男と女の不思議な生態を鋭い観察と大人のユーモアで描く本音エッセイ
ロズウェル事件をはじめ世界で起きた主なUFO事件を分析・整理し、謎の飛行物体の「否定しようもない実在」を証明する衝撃の書
人それぞれに、隠れたドラマと涙がある。われわれの隣人たちが抱えている様々な人生を陰翳深く描いて、そくそくと胸をうつ短篇集
本物になりたいけどなれないニセモノ家族の奮闘を描く表題作と、不倫の顛末をコミカルに描く、「もやし」。芥川賞候補作の力作二篇
不死身と誰しもが思った剣聖に最期の時がきた。熊本・霊巌洞に籠り、五輪書の完成に全力をかたむける武蔵。その臨終の言葉とは?
作家・劇評家として一家をなし、廉直な人柄とユーモアで人々を魅了した戸板氏の素顔を、様々な文人との交流の中に描く傑作評伝
中国女子水泳選手の尿に妙な物質が発見された。オリンピック制覇を狙う中国。ドーピング疑惑を追い詰める科学者達。その壮絶な攻防
二十世紀バレエ界の至宝「瀕死の白鳥」のプリマがスターリンからゴルバチョフまで、ロシアの政治と芸術をあからさまに語り尽くす
近所の山で突如クマに遭遇した親子連れの「危機管理」から媚薬入りネクタイで女性のハートを射止める工夫話など人生模様の数々
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