作品
長崎へと辿り着いた坂崎空也は、島巡りで出会った長崎会所の高木麻衣、奉行所の鵜飼寅吉と再会。西国での武者修行を続けるが……。
大身の旗本・山崎主税助の屋敷の池に妙な生き物が棲んでいるとか。謎を解く鍵は山崎家の備中の所領にある深泥沼にあるらしいのだが。
五年前、博奕打ちの貸し元を殺して逃げた伊佐吉が、江戸に戻ってきたらしい。男は何故、戻ってきたのか? シリーズ第十二弾。
仲間を殺し逃げた浪人が残したのは、伝説の名刀・井上真改。どこから盗んだのか? 真相に迫りつつも、息子の元服が気になる小籐次。
対馬にたどり着いた空也だが、朝鮮の剣術遣いとの対戦を断り、追跡をうける身となる。杣小屋では江戸弁を話す男と出会って……。
父の遺した多額の借財も完済し、商人としての道が開けた文吉。更に大きな商いに挑戦することを決めるが……。シリーズ第四弾。
墓穴で夜を明かそうとした男は人肉を喰らう者を見る。その意外な正体とは。安倍晴明と源博雅が平安の悲喜こもごもに奔走する12篇。
父を殺され天涯孤独の了助は、若き光圀と出会う。異能の子どもたちを集めた幕府の隠密組織に加わり、江戸に火を放つ闇の組織を追う!
桜木清兵衛の古くからの友人・勘之助に一大事が。次男が親しくしていた大身旗本の奥方が姿を消したのだ。清兵衛は行方を探すが……。
人吉城下に戻った空也は、タイ捨流丸目道場に加わり、稽古に励む。山修行を思い立ち、平家の落人伝説が残る秘境へと向かうが……。
両替屋と呉服商が強盗に襲われた。与力・彦坂新十郎の「鬼彦組」は怪しい道場主の噂を聞き追いつめるが、敵は恐るべき遣い手だった!
浄瑠璃作者・近松半二の生涯に、虚と実が混ざりあい物語が生まれる様を圧倒的熱量と義太夫の如き心地よい大阪弁で描く直木賞受賞作。
武者修行の旅に出た若者は、他国者を寄せ付けぬ異国・薩摩を目指す。名を捨て、無言の行を課す若者を、国境を守る陰の集団が襲う!
秋山久蔵の首に賞金二十五両が懸けられた。これまで捕えてきた悪党たちの恨みなのか? 久蔵はその真相を追うことに。
おみくじを引いたら大凶ばかり、墓からは死人が化けて出るし檀家は落ち目になる一方という深川の題経寺。その裏に隠された秘密とは?
豊前小倉藩から呼び出しを受ける周五郎。大火から半年、佳乃をモデルにした舞台の幕が開くが――勇気と感動の物語、完結!
背に刺青を入れられても恨み言一つ言わない女。貧乏漁師の家から吉原に売られた女。取り調べに決して口を割らぬ女…珠玉の五篇。
大火は日本橋を焼き尽くした。人々は復興にむけて知恵を出し合う。佳乃と花魁が企てた前代未聞の催しとは?感動の第三巻。
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