作品
文化年間、女だてらに貸本屋を営む「おせん」。様々な事件に巻き込まれながら、書物への愛を胸に、粋と張りを目指す姿を描く連作集。
「無条件に楽しんで読むことが出来た」(乃南アサ)「全編にわたって楽しい」(有栖川有栖)。選考委員も癒されたユーモア時代奇譚。
父の跡を継ぎ、南町奉行所定町廻り同心となった朝比奈凜之助。剣の腕は立つが、どこか頼りない若者に与えられた殺しの探索とは……。
〈荒事〉の開祖にして最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。謎多き初代團十郎の生涯を元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。
幕末、維新に翻弄された高須松平家の四兄弟。彼らと関わったり、寵愛を受けながら、激動の時代を生き抜いた女性たちを描いた作品集。
お雅が営む煮売屋「旭屋」は、旬の食材で作るお菜で人気。お雅の周囲でまきおこる騒動においしい料理が色どりを添える。
江戸鎌倉河岸にある酒問屋・豊島屋。看板娘しほと、幼馴染である政次、亮吉、彦四郎の三人が立ち上がる!
中国古代王朝という、前人未踏の世界をロマンあふれる勁い文章で語り、広く読書界を震撼させたデビュー作。夏王朝、一介の料理人から身をおこした英傑伊尹の物語。(齋藤愼爾)
火事が多発する江戸。廻船問屋の宴に巨大な顔の怪かしが出現。一方で火を消して回る火消し婆も暗躍し、謎が謎よぶ火事騒動の顛末は?
「大名倒産」で逃げ切りたい先代vs国と家を守りたい健気な若殿。倹約と誠意で経営再建は成るのか? 泣けて笑える最高のエンタメ。
※未刊行の書籍は、刊行予定が変更になる場合があります。