作品
律秀と呂秀は、薬草園をあずかりながら庶民と暮らす、心優しい法師陰陽師の兄弟。ある出来事をきっかけに、彼らは一匹の鬼と出会う。
時は平安、都では鬼が疫病を予言したという噂が。最凶の鬼の存在に気付いた陰陽師の弓削是雄は仲間とともに鬼を封じる旅に出るが…。
朝比奈凜之助はある事件で兄を亡くしていた。背後には材木納入を巡る不正の影が……。新米同心の成長を描くシリーズ第三弾。
近松に描かれスターとなった遊女・梅川に憧れ、端女郎・小梅は心中未遂を試みるが。時に滑稽に時に切なく、江戸に生きた男女を描く。
孔丘は家族の情愛に恵まれずに育つが、学問を愛する青年となる。徳と礼で民を治める理想を磨き続けた儒教の祖の一生を描く大河小説。
政敵の言葉「仁」に衝撃を受ける孔丘。50代にして母国をおわれ弟子達と放浪した苦しい時期、帰国してから亡くなるまでを描く。
父の死の真相を知った了助。その仇討ちを止めに入った義仙と廻国修行の旅に出る。幕府転覆を目論む極楽組と光國の因縁も絡み……。
夫に愛想がつき、息子を連れて家を出たおのり。だが、夫が近所に越してきて、息子が姿を消す。慌てるおのりを見かけた清兵衛は……。
長屋の少女たちを笑顔にするべく、お雅は「旭屋」で雛祭りをすることに――。お雅の知恵と工夫が光る一品が、物語に彩りを添える。
闘病による執筆休止を経て掲載されSNSでも話題となった「梅道人」「殺生石」を含む8編を収録。大人気「陰陽師」シリーズ最新刊!
二枚の絵の数奇な運命に沸き、情報を欲する江戸の人々。世界の広さを知った娘船頭・桜子はどんな結論を出すのか? シリーズ完結!
八年前、江戸から消えた盗賊《霞の藤兵衛》が江戸に舞い戻ってきたらしい。報せを聞いた久蔵は探索を命じる――。シリーズ十七弾。
天性の色彩感覚を持つお彩と京男・右近のバディも絶好調! ご近所のお伊勢に懸想する対照的な二人の男。果たしてお伊勢が選ぶのは?
援軍なしに上杉を退ける信玄の秘策を描く「川中島を、もう一度」を始め、乱世で繰り広げられる腹の探り合いを切れ味鋭く描く七編。
菓子職人の兄と商才に長けた弟。次々と降りかかる難問奇問に、知恵と工夫と駆け引きで和菓子屋を切り盛りする。色鮮やかな和菓子を通じて、江戸の四季と人情を描く
“菓子一辺倒”だった兄晴太郎が訳あり子持ちの後家に恋をした! 惚れた相手の元夫は奉行所を牛耳る大悪党。晴太郎は大勝負に出る。
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