「もしも、おれが先に死んだら、いったいこの世のたれが、ここに座っておまえの酒の相手をするというのだ」――。
シリーズ第18巻となる最新作には、衝撃的な展開でファンを沸かせた「梅道人」を収録。晴明と博雅の変わりゆく気持ちと、変わらない絆とは……。
さらに構想10年・蘆屋道満を主人公に据えた「殺生石」や、動く不動明王にまつわる謎を解く「ちび不動」など、傑作ぞろいの8編を集めました。
11月28日にはNetflixでアニメ版「陰陽師」が独占配信開始!
世界中で愛される「陰陽師」シリーズの”いま”を、味わってみてください。
兼家奇々掻痒
金木犀の夜
ちび不動
媚珠
梅道人
殺生石
哪吒太子
按察使大納言
1951(昭和26)、神奈川県生まれ。48年東海大学文学部卒。52年「奇想天外」誌に、「カエルの死」を書いてデビュー。平成元年『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、翌2年に星雲賞(日本長編部門)受賞。同年「上段の突きを喰らう猪獅子」で星雲賞(日本短編部門)受賞。10年『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞受賞。23年、『大江戸釣客伝』で、泉鏡花文学賞、舟橋聖一文学賞、吉川英治文学賞受賞。29年、菊池寛賞受賞。30年、紫綬褒章受章。「陰陽師」「キマイラ」「サイコダイバー」「魔獣狩り」「餓狼伝」などの人気シリーズ作品を次々に発表。
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