作品
救世の旅をする僧侶・空穏(くおん)とお供の神獣・塩竈(しおがま)が湖で見つけたのは、巨大な白い繭。その中には、全身が生糸のように白い美少女が眠っていた――。
私が年の離れた友人から依頼されたのは「図書館が主人公の小説」だった。上野に出来た日本初の国立図書館を巡る本と人の歴史物語。
いじめや自殺が日常にありふれている世界で生きるカズハ。女子高生の恋愛・友情・家族の問題がつまった二日間を濃密に描く傑作小説。
ヒマラヤで〝魔の山〟と畏怖されるナンガ・パルバットで友を亡くした立原。決着を付けるべく、再び難攻不落のその頂に挑むが……。
子ども向けの童話ではなく「大人が読む小説」という斬新な視点で訳された名作が、美しいカラーイラストと共によみがえる特別装丁本。
人生に目的などありはしない。信ずべきは曖昧な幸福にあらず、ただ具体的な快楽のみ……。時を隔ててますます新しい、澁澤龍彦の煽動的人生論。三島由紀夫絶賛の幻の書。(浅羽通明)
貴志祐介氏と漫画『うつヌケ』著者の田中圭一氏の対談「春の落とし穴にご用心」。不安定な自分の心と上手に付き合うには?
在米大使館で知り合い結ばれた孝子と大使秘書松田の前に現れた令嬢玲子。訪れる悲しい別離と逆転の結末……海渡る感動の純愛物語
その男は若い看護師に、百五十九歳だと言った。さまざまな女と出会いながら、この国で生きてきた男。数奇な運命の果てに見たものは?
月岡(新潟)、指宿(鹿児島)、化野(京都)――邂逅と不在が綾なす漂泊の果てに、男が辿りついた場所とは。藤沢周の本格小説集。
月岡(新潟)、指宿(鹿児島)、化野(京都)、宿根木(佐渡)――邂逅と不在が綾なす漂泊の果てに、男が辿りついた場所とは。九篇からなる藤沢周の本格小説集。(姜尚中)
女性の内側に潜む情欲の炎を卓越した画力とイマジネーションで描いた4編を収録。池上遼一だから成し得ためくるめくエロスの世界
実は「かくれ人見知り」の花津さん。知らない人は怖いけど、社交を身に着ければ真っ当な大人になれる? 人見知り克服コミックエッセイ!
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