作品
シドニー、麻布、銀座、奈良、京都、伊豆山と舞台を移して華やかに、時におそろしく展開される、有名建築家夫婦をめぐる人間模様。
入籍から離婚まで、ひと通りを経験してわかった結婚生活の正体を描く。
結婚生活の最後に揺れうごく、三十台のキャリアウーマンの心を描く。
40歳代の妻は癌に冒され死へと向かって歩む。生命保険会社勤務の夫は愛する妻へと柔らかい視線を投げかける。人生考察の清々しさ。
単身上京して横綱に上り親方として二人の横綱を育て、NHKの相撲解説で人気の北の富士。男も女も魅了する“粋”と“華”の流儀。
漁師・長尾と「愛人」の紗江の二人がたどりついたのは日本海。「ずるい男」と知りながらも、彼と離れられない――色彩豊かな短篇集。
震災の直後にネムオがツイッターで始めた言葉遊び。会ったことはないのにつながっている人々の日々を描き、穏やかに心を揺する傑作。
夢を片手に上京したが、仕事もお金も友達もナイナイづくし。バイト三昧でドキドキふわふわ暮らしてた、たかぎさんの浮き草な日々
かけもちバイトで生活は安定したけれど肝心の絵の仕事は成果なし。しかし思いがけない連絡が舞い込んで、浮き草な毎日に終止符が!?
学校に迷い込んできたやせっぽちの雑種犬ムク。ひと目会ったその日から家族になるってわかってた……。笑いと涙あふれるムクとの16年
バンドマンよ、どこへ行く。人気ロックバンド・クリープハイプのフロントマンが綴った、自分が見つからない全ての人に贈る処女小説。
新連載は島本理生「ファーストラヴ」、深沢潮「海を抱いて月に眠る」、早坂吝「ドローン探偵」の三作がスタート。
一行目に不気味な文章が書かれた、ある人物の手記。それを読む男を待ち受けるのは、狂気か救済か。中村文則が放つ新たな最高傑作。
「竹取物語」をモチーフに描かれた、誰にもみつけてもらえなかったお姫様のお話。
次回作が書けずに悩む駆け出しの作家三崎小夜。周囲のちょっと壊れた人たちに翻弄されながら、戦う快楽に目覚めるまでの成長物語
赤狩りの不安が覆うLAを徘徊する殺人鬼。それぞれの妄執をその捜査に賭ける男たちは、錯綜した迷宮の果てに暗澹たる真実を見る
漆黒の髪に黒ずくめのドレス、人呼んで“ブラック・ダリア”の殺害事件究明に情熱を燃やす刑事の執念。ハードボイルドの暗い血を引く傑作。〈暗黒のLA四部作〉のその一。
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