作品
きな臭い幕末の京都で、古道具屋を守る夫婦愛は今日も明日も変わらない。著者が最も愛着を抱いていたシリーズ、第四弾にして最終巻。
かつて友人を辞任に追い込んだエース記者に、最大の敵が襲いかかる。視聴率、スキャンダル、政権の番犬。テレビの現場を抉った長編。
マーカーの汚れがついたリカちゃん人形はもとに戻る? 髪が伸びる市松人形? 人形と人間の不思議を円熟の筆で描くシリーズ第二弾。
叔父の善次郎が神田で古着屋「更紗屋」を始めることになり、希望に胸を膨らませるおりん。ところが、思いがけない災難が振りかかる。
大正七年着工、予想外の障害に阻まれて完成まで十六年を要し、世紀の難工事といわれた丹那トンネル。人間と土の熱く長い闘いを描く。
謎めくパズラー「湖畔亭事件」「赤い部屋」「心理試験」他。ミステリ作家・乱歩に焦点を当てる乱歩没後50年記念アンソロジー。
黄金丸の船頭として海を駆ける笛太郎。シャムでの実の父親との邂逅は、宿命の対決の始まりだった――。傑作海洋冒険小説の新展開。
熱き瓢箪愛から東電株主総会潜入記まで。奇才作家の縦横無尽な魅力満載のエッセイ集。綿矢りさ、森見登美彦両氏との特別鼎談も収録。
カイロの卵かけごはんの記憶、「アメちゃん選び?」は大阪の遺伝子、ひとり寿司に挑戦、夢は男子校寮母…美味しオカしい食エッセイ。
漫画家を目指し大学を中退するもあっと言う間に挫折。過酷な派遣工時代を経てホラー作家になるまでの十年間を綴る暗黒青春エッセイ。
十四年間ともに暮らしたジャーマン・シェパード、タケとの最後の日々。重なるのは日米間で遠距離介護をしていた父の姿だった――。
習近平独裁体制が確立され、世界第二位の経済大国となった中国と日本はいかに向き合うか。中国大使を務めた筆者の直言。
42歳でゴルフと出会い64歳の今もハンディ5を維持する著者が、ゴルフスウィングを言葉で解析し、スコアメイクの秘策を披露する。
アダムとエバの創世記から世界の終わりを預言するヨハネの黙示録まで。キリスト教徒の二人が共に読み、語り尽くす異色のバトル対談。
米国の若き海軍史家が“日本が戦争に勝っていた百八十日間”を日米双方の視点から描く。米主要紙絶賛の、まったく新しい太平洋戦史。
三十路独身マンガ家の日常を描いた「そうなの独身」篇と人々を驚愕させた「まさかの結婚」篇を合体。2倍の厚さと笑いをお届け!
原発事故で失われた命。電力会社と政府の欺瞞。福島から避難した母子が受けた差別……。福島第一原発を題材に紡がれた連作短編集。
介護施設に毎週、マッサージ治療の機能訓練に通う主人公。「五十山田さん」のひどい首のコリをほぐすうち、大陸での戦争体験を知る。
荒廃した町を壁で囲み、囚人に全てを運用させる「監獄街」。そこに侵入・脱出するインポシブル・ミッションに犯罪のプロたちが挑む。
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