作品
「現実」「未来」「過去」「時間」「ロゴス」「イデア」といったギリシャ哲学の根本概念の発生と変遷を丹念に辿った記念碑的著作。
インドで大きな政治的勢力となったヒンドゥー・ナショナリズムとは?イスラムを敵視し、激しい暴力に走る、その内在論理に肉迫する。
その近くで活動を見つめた者だけが知る「日本の知性」の真実――小林秀雄の思想と人物を考える上で必読の、側近による回想録が復刊。
あと二、三百メートルで日本は油田を掘り当てていた!戦争しない道を模索した元海軍中将の論を再考する。「第二次大戦秘話20」併録
『熱湯経営』『先の先を読め』(ともに文春新書)の著者・大和ハウスの樋口武男会長が各界の著名人と語り尽くす、経営と人間力。
聴覚障害のある同級生・春香らのダンスチームを手伝うことになった夏子だが、大人の反対や恋のもつれでコンテストまでの道は遠い!?
このごろ、江戸を騒がす「千住の小僧」を追っていた同心が殺された!後を追う北町奉行特別捜査班・鬼彦組に、老剣士が立ちふさがる。
幼なじみの少女と少年二人の間には誰にも言えない秘密があった。高校生になり互いへの気持ちに揺らぐ彼らを一年前の罪が追いつめる。
山で滑落死を遂げた青年のために編まれた二冊の追悼文集にこめられたミステリー。鬼才の手腕が冴える傑作を、一巻本にて復刊する!
海外赴任を終えた夫と共に娘を連れて日本に戻った永子。姑と小姑との同居には想像を絶する気苦労が待っていた。忍従の先の幸せとは?
日本社会の特質が「シュート撃たない病」の原因か? 国内外の最前線で取材してきた著者が実体験をもとに日本サッカーの宿痾に迫る。
天気予報を正確にするには富士山の観測所が必要だと厳冬の山頂に籠もる野中到と命がけで夫と行を共にした妻千代子の夫婦愛を描く。
保存容器にも鍋にも皿にもなる琺瑯容器を使いこなし、家族に毎日おいしい食事を作る野田琺瑯・野田善子さんの料理術とレシピ集。
海鳥の脳と目玉を食らうネズミの脅威。貴重種を守るために、世界中の島々で大規模な殲滅作戦が始まった。戦慄のノンフィクション。
若き定町廻り同心の仁八郎は、上役の命で訪れた先で元大奥勤めの年齢不詳の庵主と出逢う。その周囲で次々に怪しい事件が起こり――。
こんな町、他にあるんですか――〈空気〉に支配された海辺の町で少女が見たものは? 安全神話からの覚醒を促す今年最大の問題作。
スーパーの保安責任者の男と万引き犯の女。偶然の出会いは神の思し召しか、悪魔の罠か? これは“絶望”と“救済”のミステリーだ。
日雇い労働者の青年と、ミステリアスな資産家の妻。二人の人生が交錯するとき、思いがけない事件が起こる。新境地を切り開いた傑作!
暗い目をしたキャバレーの客引きと、夜の街に流れついた素人臭いチーママ。情けなくも愛おしい二人の姿を描いた平成版「夫婦善哉」。
十和田への帰省を心待ちにしていた男が殺された。ゆかりの女が遺骨を携えて「はやて」に乗ると、思いもよらぬ事態が待ち受けていた!
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