作品
修士論文で扱う宮沢賢治の未完『銀河鉄道の夜』。物語に導かれるように、私の過去の記憶が蘇る。恋人との関係にも疑問が生まれ……。
小学五年生の椎名きさらには、先生にも同級生にも言えない「我が家の秘密」があった。社会派と本格が見事に融合した傑作ミステリー。
カルト団体の敷地跡から、少女の白骨遺体が見つかった。ニュースを知った法子は胸騒ぎを覚える。30年前の夏、私も、あそこにいた。
PMSの美紗とパニック障害の山添。職場で友達でも恋人でもない二人に同志のような感情が芽生える。ささやかで温かな光を灯す物語。
東京で旧知のバーの雇われ店長が殺されたらしい。生前の彼との約束を思い出すお草と、新幹線の中で出会った少年との逃避行が始まる。
相馬克己は、交通事故で脳死判定をされながらも命をとりとめた。しかし彼は事故以前の記憶を全く失っていて……。感動のミステリー。
菓子司・藍千堂を営む晴太郎と幸次郎兄弟。いとこのお糸は、縁談が発端となり実家の百瀬屋が窮地におちいる。大人気シリーズ第3弾。
さちの友だち、おとみが母親に捨てられた!? 無口で頑固な大工の伯父に引き取られたおとみは、さちを頼って藍千堂に逃げてきた。
行方不明だった重要参考人の目撃情報から捜査が再開された殺人事件。警視庁の訳ありメンバーが集まる「凍結班」が事件の真相に迫る。
河辺のもとにかかってきたある電話。思い出すのは封印していた真っ白な雪と死体。あの日、本当は何があったのか? 大河ミステリー。
加賀百万石から終戦直後の混乱期、そして現在へと続く謎の連鎖。密室状態の中、五人の男を一瞬にして斬り殺した謎の美剣士の正体は?
大分の城下町で善良な市民が殺された。必死に犯人を追う警察だったが、同時期に東京で起きた殺人との関連が指摘され事態は急変する。
上司には疎まれ部下にも好かれない。しかしその捜査能力を疑うものは誰一人としていない。それが葛警部。米澤穂信の新シリーズ始動。
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