作品
インパール戦にならぶ全滅戦で片腕を失い生還した下級兵士の老いゆく日々。風化する記憶、言葉にならぬ怒りと悲しみを描く名品
シリーズ十一冊目。椎名ファンには気になる「ヒトヅマゆうこと伊豆への旅」、サラリーマン時代の夢を見た「発作的老後問題」等収録
一瞬の生と無限の美との間で麻薬の罠に転落し、投獄された画家・哲郎。兄を救うためカヲルはバリ島へ飛ぶが。毎日出版文化賞受賞
壮大な鎮魂曲「海ゆかば」、日本の母たちに歌い継がれてきた「朧月夜」「夏は来ぬ」――。懐かしい歌への追憶を綴るエッセイ集第二弾
伊三次と縒りを戻したお文に執着する伊勢屋忠兵衛。袖にされた意趣返しが事件を招き、お文の家は炎上した——。急展開の第三弾!
NYでは誰が躁鬱病だろうが知ったこっちゃない。絵画詐欺でお縄ちょうだいの挙句、電気ショック療法で回復するまでの痛烈な自伝
自分用と公開用の二種の日記に父親が削っていた部分を再現した「完全版」に新たに発見された五頁を追加。今明かされる親への思い
殷を滅ぼし、周王朝を全盛に導いた周公旦。後年、亡命を余儀なくされた折、あえて巫呪が盛んな野蛮の国・楚を選んだ意図は何か
米ステルス爆撃機が北アルプスに墜落、搭載物をめぐって日・米・北朝鮮の男たちの死闘が始まった。胸を熱くさせる国際謀略ミステリ
生中継中に五階建てのビルから転落、腰椎等を骨折という瀕死の重傷を負う。両親や同僚の励ましを受けて復帰するまでの感動の手記
出会いからその死まで、三十七年にわたり、いつも傍らで作家・吉行淳之介を見つめてきた著者が、思い出すままにつづる作家の生活
林不忘から乙川優三郎まで、時とともに読み継がれてきた名作から話題作まで。その豊饒な世界の魅力を堪能するためのガイドブック
大ベストセラー『本当の学力をつける本』で紹介された「食事法」がこれ。30年におよぶ保健体育の授業で明らかになった結論は?
恋にも仕事にも貪欲な仲良し女友達六人が、ポーカーをしながら話すことは? NYの新聞社を舞台にした赤裸々で痛快な独白小説
幕府の長州征伐の重圧で佐幕化した長州藩で、わずか八十人で兵を挙げた高杉晋作のクーデターは成功するが、時運は移り変っていた
日本シリーズの緊迫、オリンピックの興奮、タイトルマッチの迫力。精選された傑作ノンフィクションが指し示す「ナンバー」の到達点!
日本はどうすればいいのか。動向が注目される石原慎太郎が、日野原重明、木村剛、日高義樹ら話題の十一人と本音を語り合う第三弾
革命の嵐が吹き荒れるロシアで、二十世紀最大の神秘思想家グルジェフを巡って起こる殺人。博覧強記の著者が本領を発揮した傑作!
ワールドカップがサッカー界最高峰ではないことが露呈した今大会。欧州クラブチーム中心に益々進化する状況に日本はついていけるか
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