作品紹介

頼れる確かなものが失われた中心なき世界。
自由と民主が揺らぐカオスな時代。
未来への道は辺境にある――。

2011年3月の東日本大震災、2014年9月の雨傘運動。
日本と香港。
大きな転機を迎えた2つの「辺境」から未来へのヒントを探る、
往復書簡の記録。

担当編集者より
トランプ大統領の誕生によって決定的になった「中心」の欠落。そしてポストトゥルースの時代。虚実があべこべになり、答えの見えない世界では、問いの中身もまた見えにくくなっている。これからの世界はどうなるのか。枠組みも思考のありかも、辺境の偏在化が進むなか、人々は今後何を頼りに生きていくのか。筋金入りの辺境である日本と香港から、星々をつなぎ新たな星座を描こうとする野心的な試み(NT)。
目次
第1回 辺境(ホンコン)から辺境(ニホン)へ
第2回 言葉と民主主義
第3回 念じれば響く――都会のある祭りの灯
第4回 辺境の2つの顔
第5回 過去の辺境、未来の中心
第6回 香港――渦巻状の交通路
第7回 刻々と変化する文化速度
第8回 日本にとってサブカルチャーとは何か
第9回 話したいことが無数にあるようだけれど、残念ながら私には分からない
第10回 「きれい」は「きたない」――列島の周縁から
第11回 光と影の辺境文化――都会・映画・中国ナショナリズム
第12回 ナショナリズムから都市的アジア主義へ
第13回 真・自由の彼方へ
第14回 近代を広げ、豆を育てる

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