単行本

辺境の思想

日本と香港から考える

1,980 (税込)
発売日2018年06月01日
ジャンルノンフィクション
商品情報
書名(カナ) ヘンキョウノシソウ ニホントホンコンカラカンガエル
ページ数 336ページ
判型・造本・装丁 四六判 軽装 並製カバー装
初版奥付日 2018年05月30日
ISBN 978-4-16-390830-4
Cコード 0095

問いなき時代への問いに満ちた新たな思索

2011年3月の東日本大震災、そして2014年9月の雨傘運動。
日本と香港はそれぞれ、大きな社会的転機を迎えた。
中国とアメリカという2つの大国の狭間で享受してきた
平和と安定が、近年、異なる形で揺らぎを見せている。
中国の脅威が増す香港、そして社会の底が抜ける日本。


今までのモデルが通用しなくなったこれから、どんな未来を描けばよいのか。
そのヒントは「辺境」にあるだろう。
中心が抜け落ちた世界の地図を、2つのアジアの「辺境」から描き直そうとする、
学者二人による往復書簡の記録。

目次

第1回 辺境(ホンコン)から辺境(ニホン)へ
第2回 言葉と民主主義
第3回 念じれば響く――都会のある祭りの灯
第4回 辺境の2つの顔
第5回 過去の辺境、未来の中心
第6回 香港――渦巻状の交通路
第7回 刻々と変化する文化速度
第8回 日本にとってサブカルチャーとは何か
第9回 話したいことが無数にあるようだけれど、残念ながら私には分からない
第10回 「きれい」は「きたない」――列島の周縁から
第11回 光と影の辺境文化――都会・映画・中国ナショナリズム
第12回 ナショナリズムから都市的アジア主義へ
第13回 真・自由の彼方へ
第14回 近代を広げ、豆を育てる

担当編集者より

トランプ大統領の誕生によって決定的になった「中心」の欠落。そしてポストトゥルースの時代。虚実があべこべになり、答えの見えない世界では、問いの中身もまた見えにくくなっている。これからの世界はどうなるのか。枠組みも思考のありかも、辺境の偏在化が進むなか、人々は今後何を頼りに生きていくのか。筋金入りの辺境である日本と香港から、星々をつなぎ新たな星座を描こうとする野心的な試み(NT)。

著者

福嶋 亮大

張 彧暋

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