灯台をゆけば日本の〈歴史〉と〈文化〉が浮かび上がる!
海と共に日本人の心に残る原風景の一つ灯台。現在、日本に約3,300基ある灯台は、船の安全を守るための航路標識としての役割を果たすのみならず、明治以降の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもありました。
建築技術、歴史、そして人との関わりはまさに文化遺産と言えるもの。灯台が今なお美しく残る場所には、その土地ならではの歴史と文化が息づいています。そんな知的発見に満ちた灯台を現代日本文学を代表する作家たちが訪ね、歴史的・文化的・地域的な価値を文学的な視点で綴った紀行集です。
「オール讀物」「クレアWEB」での好評連載中の企画をふんだんに撮りおろし写真を使って書籍化。
門井慶喜×瀬戸内海
鍋島灯台/美保関灯台/出雲日御碕灯台
澤田瞳子×高知県
高知灯台/室戸岬灯台/足摺岬灯台
阿部智里×紀伊半島
潮岬灯台/樫野埼灯台/安乗埼灯台
川越宗一×北海道
神威岬灯台/鷗島灯台/恵山岬灯台1
永井紗耶子×静岡県
清水灯台/御前埼灯台/掛塚灯台
安部龍太郎×能登半島
能登観音埼灯台/禄剛埼灯台/生地鼻灯台/立石岬灯
人気作家が美しい「灯台」を旅した知的好奇心に満ちた紀行集『灯台を読む』。本書の著者である門井慶喜さん、川越宗一さん、澤田瞳子さん、永井紗耶子さんが、11月3日に行われた「海と灯台サミット2024」の第二部のトークショーに登場。それぞれが取材した各地の灯台に刻まれた海の記憶を語り合いました。
灯台を建設するために私財を投じた人がいたというエピソードや、灯台守とその家族の安全のために地元の住民が手掘りでトンネルを掘ったという歴史など、灯台に刻まれた興味深い事実が次々に飛び出したイベントの模様を音声で公開します。(ナビゲーター:日本財団海野光行常務)
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