電子書籍

憧れ写楽 谷津矢車

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2024年11月08日
ジャンル小説
コード1639191600000000000V
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『憧れ写楽』(谷津矢車)
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憧れ写楽 谷津矢車

価格:※各書店サイトで確認してください
発売日2024年11月08日
ジャンル小説
コード1639191600000000000V

蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは?

蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは?

多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。
この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。
だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。
写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。
大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。


【本の話🎙ポッドキャスト】

【著者が語る】蔦屋はなぜ写楽の正体を隠したのか? 谷津矢車さん新刊『憧れ写楽』インタビュー

多くの傑作を残し、約10ヶ月で姿を消した東洲斎写楽。この謎多き絵師にふたたび筆を取らせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は「写楽の正体」だと噂される斎藤十郎兵衛のもとを訪れるが――幻の絵を追い求める喜右衛門の前に蔦屋重三郎が立ちはだかる。なぜそこまでして写楽の正体を隠すのか?
新機軸の写楽正体もの『憧れ写楽』について、著者の谷津矢車さんが語ります!

担当編集者より

寛政6年に現れ、140作あまりの作品を残して忽然と姿を消した絵師、東洲斎写楽。この謎の絵師に迫る小説は泡坂妻夫『写楽百面相』、島田荘司『写楽 閉じた国の幻』などいくつも書かれてきました。本作『憧(あくが)れ写楽』は、「写楽もの」をこよなく愛する谷津矢車さんが、写楽の正体探しに新機軸を持ち込み、先行作品の向こうを張らんとする書き下ろし長篇です。
そしてさらに本作は、十年越しに文庫化した谷津さんの出世作『蔦屋』と登場人物をほぼ同じくするスピンオフでもあります。『蔦屋』から少し時を経た江戸で、蔦屋重三郎や喜多川歌麿、そして新たに登場した鶴屋喜右衛門が、「写楽」という大きな謎を中心にして、大いに躍動します。
2冊あわせて、2025年の大河ドラマ「べらぼう」の予習にも最適。ぜひ楽しんでいただけますと幸いです!

著者

谷津 矢車

1986年、東京都生まれ。2012年に『蒲生の記』で歴史群像大賞の優秀賞を受賞。翌年『洛中洛外画狂伝 狩野永徳』でデビュー。
18年に『おもちゃ絵芳藤』で歴史時代作家クラブ賞の作品賞を受賞。他の作品に『廉太郎ノオト』『吉宗の星』『ええじゃないか』『ぼっけもん 最後の軍師 伊地知正治』『二月二十六日のサクリファイス』など。

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