書名(カナ) | アクガレシャラク |
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ページ数 | 272ページ |
判型・造本・装丁 | 四六判 軽装 並製カバー装 |
初版奥付日 | 2024年11月10日 |
ISBN | 978-4-16-391916-4 |
Cコード | 0093 |
蔦屋が隠した謎の絵師、写楽の真実とは?
多くの傑作を残し、約10ヵ月で姿を消した「東洲斎写楽」。
この謎多き絵師にふたたび筆をとらせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は、「写楽の正体」だと噂される猿楽師、斎藤十郎兵衛のもとを訪れる。
だが、斎藤の口から語られたのは、「東洲斎写楽の名で出た絵のうち、幾枚かは某の絵ではない」「(自分は)本物の写楽には及ばない」という驚愕の事実。さらに斎藤が「描いていない」絵のなかには、写楽の代表作とされる「三代目大谷鬼次の江戸兵衛」も含まれていた。
写楽はふたりいた――。そう知った喜右衛門は、喜多川歌麿とともにもう一人の写楽探しに乗り出す。しかし、写楽を売り出した張本人である蔦屋重三郎が妨害しはじめ……。果たして、本物の写楽の正体とは。そして、蔦屋重三郎と写楽との関係とは。
大田南畝、山東京伝、歌川豊国など、この時代の文化人たちも次々と登場! 蔦屋重三郎を主人公とする2025年大河ドラマ「べらぼう」と共通する世界で繰り広げられる時代ミステリです。
多くの傑作を残し、約10ヶ月で姿を消した東洲斎写楽。この謎多き絵師にふたたび筆を取らせたい老舗版元の主・鶴屋喜右衛門は「写楽の正体」だと噂される斎藤十郎兵衛のもとを訪れるが――幻の絵を追い求める喜右衛門の前に蔦屋重三郎が立ちはだかる。なぜそこまでして写楽の正体を隠すのか?
新機軸の写楽正体もの『憧れ写楽』について、著者の谷津矢車さんが語ります!
◇ 🎙 ◇
あけましておめでとうございます。久しぶりに緊急召集がかかった文春推理部! 2024年に文藝春秋から出たおすすめミステリーについてお喋りします。前編でご紹介する作品はこちら!
森バジル『なんで死体がスタジオに!?』
織守きょうや『まぼろしの女』
谷津矢車『憧れ写楽』
◇ 🎙 ◇
蔦屋重三郎がプロデュースし、江戸を席巻した浮世絵師、東洲斎写楽。しかし、わずか10カ月ほどで江戸の出版界からその姿を消してしまいます。写楽とはいったいなんだったのか? さまざまな作家がこの謎に挑み、生まれた作品は「写楽正体もの」と呼ばれました。昨年11月にその流れを汲む『憧れ写楽』を刊行した谷津矢車さんが、過去の「写楽正体もの」の名作たちを紹介していきます。大河ドラマ「べらぼう」の予習にもぜひ!
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