旧フェイスブックが社名を「メタ」に替えたことにもあらわれているように、GAFAMはビジネスの主戦場をSNSからメタバースへと舵を切りつつある。遡ればセカンドライフに、昨今では「あつまれ どうぶつの森」に、さらに日本発のclusterなどに見られるメタバースの萌芽は、ヘッドマウントディスプレイの開発競争にリードされながら、近い将来、各社がオリジナリティを競うメタバース空間の実現へと花開くはずだ。
ではメタバースとは何か。
そしてメタバースの中で新たに生まれる純粋デジタル経済圏とは。
メタバースは①持続的に経済が成長し続け、②資本財の購入に多額の資金を要するという、従来の資本主義観を根底から覆し、新しい経済圏を成立させるだろうと著者は言う。その新しい経済のあり方を従来の資本主義と比較しながら、通貨・技術・雇用の側面から論じるとともに、脱中央集権的な、来たるべき社会を50年のスパンで素描する。
さらにメタバースが地球温暖化を防げるか、日本経済にとってメタバースは救いとなるのかといった巨視的なテーマも論じる。
来たるべきメタバース社会の未来を経済学的な視点で論じる初の試み。
第1章 メタバースとは何か
第2章 未来の社会はSociety5.0とメタバースに分岐する
第3章 純粋デジタル経済圏の誕生
第4章 メタバースとお金の未来
第5章 資本主義はどう変わるか?
第6章 人類が身体を捨て去る日
第7章 日本経済はどこに向かうべきか
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