『怖い絵』の著者が、「母」「電話」「乗り物」「家」など9つの主題で各11の映画を紹介し、人間心理の怖ろしさと深さを鋭く分析
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『怖い絵』シリーズで人気の中野京子さんによる、ひとあじ異なる映画エッセイ。仲のよい母と娘の楽しい日々。沖縄の自然を舞台にのどかに暮らす老夫婦。宝くじで12億円当たった1人暮らしの男。スターになることを夢見ている娘。一見平凡な人々の身の上にドラマが起きる映画の世界。でも中野さんの目は、物語の細部に隠された、何気ない違和感を見逃しません。当たり前の日常にある恐怖。恐怖と絶望の中に光る愛。「あの名画の、あの場面にこんな意味が!」という驚きが楽しめる1冊です。(OA)
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